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アラン・オーストンの標本ラベル 幕末から明治、海を渡ったニッポンの動物たち
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アラン・オーストンの標本ラベル 幕末から明治、海を渡ったニッポンの動物たち

川田伸一郎(著者)

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アラン・オーストンの標本ラベル 幕末から明治、海を渡ったニッポンの動物たち

2,420

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 ブックマン社
発売年月日 2020/12/01
JAN 9784893089373

アラン・オーストンの標本ラベル

¥2,420

商品レビュー

4

3件のお客様レビュー

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2021/08/16

日本の動物学の発展に大きな影響を与えながらも、永く埋もれたアラン・オースティン。彼が、日本でどのような功績を残し、どのように日本の動物学が育まれてきたのか原点を知ることが出来る作品。読了に至らず。。

Posted by ブクログ

2021/05/26

幕末から明治、海を渡ったニッポンの動物たち 面白かった!アランオーストンの伝記というよりも、副題にあるように、幕末から明治にかけて、どういった人々が標本採集をして、どういうルートでどこに行ったか、というストーリー。謎を追う旅などもとても面白い。上質なミステリといって良いと思う。私...

幕末から明治、海を渡ったニッポンの動物たち 面白かった!アランオーストンの伝記というよりも、副題にあるように、幕末から明治にかけて、どういった人々が標本採集をして、どういうルートでどこに行ったか、というストーリー。謎を追う旅などもとても面白い。上質なミステリといって良いと思う。私自身、実際に行った場所や見学したものなどが出てくるので、より一層個人的な記憶とあいまみえて興奮が高まる。2016年にパブリッシュされた川田先生の論文を膨らましてエンターテイメントにした感じ。 オーストンというと、装丁に美しく描かれているように たくさんの種に冠されている人(学名にowstoni, Owstonia) (中心に描かれているハイナンモグラを捧げている人物) 和名にも”オーストン”とつく種も多々あるので、 「ああ、あのオーストン」と、思われるはず。 装丁からさくっと紹介すると、 Owstonのロゴデザインの上にオーストンヤマガラ その左隣にグアムクイナ オーストンの顔の後ろのジャコウネコがオーストンヘミガルス、 オーストンヘミガルスの尾の付け根に グリーンヘッデッドブルフィンチ (Green-headed bullfinch和名は知らない) そして、 ヤエヤマアオガエル、ハツメ、 ソコアマダイ属、ハヤシナガアリ、ミツクリザメ、 オーストンフクロウニ、クリミミズアナゴ、 装丁右 船の上空にオーストンカオナガリス 船の左オーストンウミツバメ、 船の右にリュウキュウキビタキ オーストンオオアカゲラ、オーストンガニ。 ペイズリー柄と見せかけて、 オーストンミドリムシが混入している。 とても良いデザイン(装画:浅野文彦) 良い本であった。

Posted by ブクログ

2021/02/01

日本産標本を外国へ送った、標本商アラン・オーストンとは? 動物学の歴史や剥製標本についてと絡めながら、探っていく。 序章 あるモグラの標本ラベルが、     僕とアラン・オーストンを引き合わせた 第1章 古い標本の向こうに見えてくるもの 第2章 動物学誕生前夜、残された動物たちの...

日本産標本を外国へ送った、標本商アラン・オーストンとは? 動物学の歴史や剥製標本についてと絡めながら、探っていく。 序章 あるモグラの標本ラベルが、     僕とアラン・オーストンを引き合わせた 第1章 古い標本の向こうに見えてくるもの 第2章 動物学誕生前夜、残された動物たちの記録 第3章 日本の動物学の夜明け 第4章 ロスチャイルドと海南島の採集人 第5章 オーストンの交流歴 第6章 100年前の横浜 第7章 オーストンを追って、100年の時を超える旅へ 終章 論文一覧。本文の下には、注と参考文献。 モノクロの画像、多数。人物関係図等、資料豊富。 日英の施設に保管されていたモグラの標本。 付いていたラベルは同じで、日本語記述。 そして、記載されていたアラン・オーストンの名・・・彼は何者? 標本商として彼の設立した商会は、日本で蒐集した標本を 海外の研究者に売買していました。 献名されてオーストンの名が学名になった生物は20種以上。 その人脈には、学者、ロスチャイルドなどのナチュラリスト、 教会、学校、そして優秀な採集人がいたという。 彼の生涯を描く人物伝かと思って読んだら、 日本やアジアの動物の剥製標本(特にモグラ)が 海外の博物館に存在するようになった過程を探る内容でした。 前置きはモグラ博士の本領発揮で、モグラを主題に、 博物誌や動物学、動物分類学の歴史をざっと語り、 シーボルトを手始めに、ヨーロッパへアジアの動物を紹介した 人々へと続きます。もちろん、ここにもモグラ! 明治期の日本。来日した博物学講師たちが日本産標本を外国へ。 彼らの教え子たちが動物学と剥製標本の技術の夜明けを担う。 で、後半は著者がオーストンの存在に気づき、探っていくのが、 なんともマニアックで楽しい。何度もイギリスに足を運んで しまうんだもの。オーストン以上に著者の人脈も面白い。 標本商の仕事を支えた採集人の存在にも、興味惹かれました。

Posted by ブクログ

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