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シルクロード全史(下) 文明と欲望の十字路
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シルクロード全史(下) 文明と欲望の十字路

ピーター・フランコパン(著者), 須川綾子(訳者)

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シルクロード全史(下) 文明と欲望の十字路

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 河出書房新社
発売年月日 2020/11/20
JAN 9784309228150

シルクロード全史(下)

¥3,960

商品レビュー

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2023/12/15

 帝国主義の時代にはイギリスが、大戦後はアメリカが、それぞれ石油欲しさに中東を支配しようとする。その無茶苦茶なやり方が丁寧に説明されている。  アメリカの二枚舌によってイラクやアフガニスタンが反発するも、結局アメリカによって酷い目にあう。そんな時、犠牲になるのは、貧困層などの社会...

 帝国主義の時代にはイギリスが、大戦後はアメリカが、それぞれ石油欲しさに中東を支配しようとする。その無茶苦茶なやり方が丁寧に説明されている。  アメリカの二枚舌によってイラクやアフガニスタンが反発するも、結局アメリカによって酷い目にあう。そんな時、犠牲になるのは、貧困層などの社会的弱者である。アメリカは、自国の利益のためであれば何でもする。そんなアメリカの属国である日本か、米軍に守ってもらえる訳がないことが中東で起こったことから容易に推測できる。  しかし、石油だけでなく、天然ガス、レアメタルなどの資源も豊富な中東などのシルクロードにある、アジアのは背骨と呼ばれる地域が急速に発展してきている。そこに一帯一路政策の中国が深く関わってきている。  いずれにしても、これらの地域が今後の歴史を考える上で非常に重要であることがよく分かった。

Posted by ブクログ

2021/01/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 図書館の新着コーナーで、上巻に続き下巻も手に取った。  下巻、帝国主義に翻弄されてきた世界をわかりやすく解説している。特に石油をめぐる帝国列強の攻勢とその衰退による現地の政治混乱はほんとえげつない。  本書はシルクロードの過去から現在を語ることにより、メソポタミアからペルシア、ロシア、中国に至る「アジアの背骨」が、今後、世界の中心となることを静かに主張している。  また読みたい一冊だ。

Posted by ブクログ

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