商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
| 発売年月日 | 2020/11/06 |
| JAN | 9784121101129 |
- 書籍
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非国民な女たち
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非国民な女たち
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商品レビュー
3.9
13件のお客様レビュー
今まで持っていた戦時中のイメージが大きく変わる一冊。当時の女性はパーマをかけたりお洒落をすると非国民と罵られたので、おかっぱ頭にモンペを履いてバケツリレーの消防訓練、あるいは竹槍突き上げB29を叩き落とす訓練、贅沢は敵だ・欲しがりません勝つまでは・足らぬ足らぬは工夫が足らぬ等等、...
今まで持っていた戦時中のイメージが大きく変わる一冊。当時の女性はパーマをかけたりお洒落をすると非国民と罵られたので、おかっぱ頭にモンペを履いてバケツリレーの消防訓練、あるいは竹槍突き上げB29を叩き落とす訓練、贅沢は敵だ・欲しがりません勝つまでは・足らぬ足らぬは工夫が足らぬ等等、お上から与えられたスローガンを守ってひっそりと暮らしていると思い込んでいた。そう、頭に浮かぶのは『火垂るの墓』の節子の格好。しかしながら、もちろんパーマをかけると非国民と罵られたり、モジャモジャ頭に手を突っ込まれたり大変な目にあっては来たものの、女性たちはそれなりに理論武装してパーマや洋装を楽しんでいた。売ってなければ作るってなはDIY精神でありパンクだ。また防空壕の中でもパーマをかけた実話や電気が使えなくなったら配給の炭を持って来てパーマを当てたなどの事実が語られている。戦時中に我慢を続けていたので、戦後、パーマや化粧、洋装化という「アメリカ化」で女性が解放されたというのは間違いでは無いが、そう単純な話ではない。学術書といってもいい本だが、当時の新聞記事や雑誌に出た色々なエピソードが興味深く楽しんで読めた。なかでも岩手の盛岡電髪業組合が婦人会と対立しパーマネントの効用を認めさせたという事実は痛快。また新聞の読者投稿でパーマ反対派(無論、こちらが圧倒的多数)とパーマ容認派のやり取りがあり、どう読んでも容認派の方が筋が通っていたり。最後に華美なものは弾圧された時代、毛皮もその槍玉に上がるものの軍隊で使うのは良くて女性だけが贅沢、奢侈だと非難されたのは、そりゃ勝手過ぎる。自主講座で先日、筆者の話を聞いた。その時の資料にも一部出ていたので個人的にはとても読みやすい本だった。
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朝ドラでは2周するほど『カーネーション』が一番好きだ。だから洋裁の糸子とパーマネントの八重子さん、2人のドラマに思いを馳せながらこの本を読んだ。 時局や、太いものに巻かれる人々に白い目を向けられながらも、戦時下でもオシャレを諦めない女性たちが思った以上にたくさんいて驚いた。そし...
朝ドラでは2周するほど『カーネーション』が一番好きだ。だから洋裁の糸子とパーマネントの八重子さん、2人のドラマに思いを馳せながらこの本を読んだ。 時局や、太いものに巻かれる人々に白い目を向けられながらも、戦時下でもオシャレを諦めない女性たちが思った以上にたくさんいて驚いた。そしてお国の「正解」よりも、個人の「美意識」を優先させる“たくましい”女性たちの姿は、時代を超えても色褪せないことがよく分かった。
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戦時中パーマネント禁止が声高に叫ばれていたのは実はそれが守られていなかった事の裏返しだったとは。洋装にパーマネント、戦時中の女性の装いは実際にはどうだったのか?各家庭に配給された「木炭」を利用してまでパーマを掛けていた女性たちが少なからず存在していたという事実は初めて知った。戦時...
戦時中パーマネント禁止が声高に叫ばれていたのは実はそれが守られていなかった事の裏返しだったとは。洋装にパーマネント、戦時中の女性の装いは実際にはどうだったのか?各家庭に配給された「木炭」を利用してまでパーマを掛けていた女性たちが少なからず存在していたという事実は初めて知った。戦時中の女性の装いとしては定番の「モンペ」も実はいろいろな形があり、特に都市部では余り着用率が高くなかったとは。「報国」よりも美しさを追求する層が一定数存在していた事に少しだけ安心を覚えたのは事実。
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