商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | コアミックス |
| 発売年月日 | 2020/11/19 |
| JAN | 9784867202128 |
- コミック
- コアミックス
花の慶次 ―雲の彼方に―(新装版)(5)
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花の慶次 ―雲の彼方に―(新装版)(5)
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侘助を救わんとする慶次の戦いも、盟友たる助右衛門が駆けつけてくれたのをキッカケにして、一気に決着へと向かっていく。 戦いの最中で、慶次に対し、助右衛門が抱いている恩義の一つ、それに絡んだ慶次と信長の接触が描かれている所も、ファンの心を強く揺さぶってくる。そりゃ、この窮地に駆け付けてくれるよ。 慶次一人でも、相手との戦力差は相当に大きいってのに、助右衛門が助勢に加わるって・・・そもそも、浪人らを慶次らにぶつけ、自分は安全な場所にいた前田玄以に対し、同情の余地は皆無なんだが、さすがに、こうも、慶次と助右衛門が圧倒的だと、ちょっと可哀想になってくるレベル(汗) 良かったな、殴殺されなくて。 侘助は大恩ある利休、そして、命の恩人にして友である慶次に、一生の別れを告げた。この白い椿が彩る別離は、実に美しく、泣けてしまう。 そして、休息の時もなく、慶次は新たな敵と対峙する。もちろん、奇染屋の主人・岩熊などではない。彼は彼で憎たらしいが、金粉を髭に塗した老狒、そう、豊臣秀吉と比べたら、可愛いもんである。 生粋の傾奇者である慶次は、相手がどれほどの権力者であろうと、自分は変えない。嫌なら会わない、今の世の中じゃ通用しない事を平然とする。 しかしながら、今回は、その我儘を慶次は通せなくなってしまう。もし、秀吉に会わない選択をすれば、惚れている女・まつが泣く。かと言って、秀吉を笑わせる、つまり、笑い物になるのも癇に障って仕方ない。 異なる感情に板挟みになった慶次は迷う、迷う、迷う。その様が、実にリアルで、原先生の画力が高い、と唸ってしまう。 そして、慶次は一つの決断を下す。きっと、当時、リアルタイムで読んでいた読者は度肝を抜かれただろうな・・・慶次が、秀吉を会見の場で殺す事を決めたんだから。ただ、自暴自棄になるような男じゃない、と判っていたから、驚いた分、どうなるのかって続きが楽しみになったに違いない。 私だけかも知れないけど、この(5)で面白いな、と思ったのは、家康の子・信康の死について、昔と今で説に変化がある点。こういうところがあるから、歴史漫画を読むのは楽しい。昔と今、どちらの説が正しいのか、それは決められんけど、家康が脱糞しそうなほどに悩んだのは間違いないだろうな。 この台詞を引用に選んだのは、これまでの名言と同じく、前田慶次って雄のカッコ良さがハッキリと見えるものなので。 極端な話、慶次であれば、この若すぎる殿・水沢隆広を救えただろう、圧倒的な武力で。 しかし、慶次は彼を救わなかった。決して、見捨てた訳じゃない。 水沢隆広と言う、幼いながらも、主君としての義務を知っていて、武士としての覚悟も出来ている男の生き様と選んだ死に方を尊重したのである。 様々な感情を抑え込み、小刻みに、その逞しい巨躯を震わせながら、最期の時へ歩んでいく小さな友を、笑顔で見送る慶次は、実に男だ。 その点に加え、岩熊の、武士とは違うが、認めるべきプライドを汲み取ってやった優しさにも、これまた、惚れてしまう。 「奴は、もはや、漢。そして、そんな漢が決意した事だ。黙って見送ってやるしかないじゃないか」(by前田慶次)
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