商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 亜紀書房 |
| 発売年月日 | 2020/10/22 |
| JAN | 9784750516714 |
- 書籍
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ホンモノの偽物
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ホンモノの偽物
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美術品の贋作についての話と思いきや、世界には様々な「偽物」があるというお話。とても面白かった。 絵画だけでなく、戯曲や手紙、化石、ダイヤモンド、香り、自然(野生生物)、鯨の骨、マヤ文明のコデックス(絵文書)、紀元前の洞窟壁画が題材として扱われている。 本物と偽物を区別する基準...
美術品の贋作についての話と思いきや、世界には様々な「偽物」があるというお話。とても面白かった。 絵画だけでなく、戯曲や手紙、化石、ダイヤモンド、香り、自然(野生生物)、鯨の骨、マヤ文明のコデックス(絵文書)、紀元前の洞窟壁画が題材として扱われている。 本物と偽物を区別する基準は?真正性は、その時代によって変わる、偽物は「悪」なのか。そんなことを考える本だった。 以下メモ (その絵が本物か贋作化を見分ける決め手のところ。芸術性で見分けるんじゃないところが面白いと思ったり。) ・何か、いくつか、彼女にはしっくりこないところがあった。ひびが入っていた、経年劣化?そうかもしれないし違うかもしれない、が、そのひびは都合のいいことに人物をいっさい消さないように入っていた。とにかくあまりにも、、、あまりにもなのだ。あまりにもこれ見よがし。あまりにも完璧。 (絵の贋作の話) ・スパニッシュフォージャー(贋作師)の物語の中で重要な部分は、作品が単なる「偽物」であることをやめ、それ自体として認識・収集されるものになったところだ。 このような物語こそが、スパニッシュフォージャーの真正性を高め、アート界のいかなる認証よりも、作品を本物にするのである。 (化石の偽物の話) ・アートや骨董品と同じように、化石も科学的、商業的重要性が生じるや否や偽物がコレクションに侵入し始める。「当然だろう。その世界では、得るものは大きく罰は小さいし、自身のコレクションに贋作が含まれていることを知られるくらいなら、みっともない失敗を隠そうとする買い手たちが、責任を追及してくる可能性は低いのだから」 (人工ダイヤモンドを作る話。ここでは、偽物が求められていて、「本物」を「偽物」に偽る。) ・科学界も歴史界も、ハネイの結晶が何でできていたのか、はっきりと分かっていない。ハネイの作った標本は本当にダイヤモンドなのか、そしてそうだとしたら、ハネイは本当に研究所でダイヤモンドを作ったのか、それとも天然ダイヤモンドを自分で作ったものだと偽っていたのか、ということについては意見が揺れ続けている。 ・紛争ダイヤモンド、戦争ダイヤモンド、赤いダイヤモンドとして知られるこれらのダイヤモンドは交戦地帯で採掘され、その収益は、暴動、武器の取引、テロなど様々な好ましくない行為の資金になっている。コンゴ、アンゴラ、シエラレネオ、コートジボワールなどの国で低賃金労働者が、持続不可能な採掘作業にあたっている。 採掘による人間と環境の犠牲なく、本物のダイヤモンドを養殖できる技術を誇りに思っている。 (香り、人工香料の話) ・フレーバリストたちは、自然界のフレーバーを複製するだけでなく改良することもできるという考えを打ち出した。積極的に新しいフレーバーを作り、消費者が期待する味を変える実験を始めた。よりイチゴらしいイチゴフレーバーを作れない理由はない。 (野生動物のドキュメンタリー) ・トゥルーライフアドヴェンチャーズの成功のカギは、殺菌された感傷的な自然を観客に届けたことだった。自然は調和のとれたものではないかもしれないが、うまく道徳性を盛り込んで、飲み込みやすいストーリーにすることはできた。 (鯨のはく製と模型) ・何が2つの偽クジラの一方を他方よりも本物にするのだろうか。目的?制作の方法?素材?見た人がその体験から持ち帰るストーリー?そういった様々のものの組み合わせ? (マヤ文明のグロリア・コデックス) ・これは認証の物語としては珍しい展開だ。専門家が偽りを暴くという話ではなく、少数のメソアメリカ研究者が、グロリア・コデックスは本物だと主張する説得力のある主張を、同業者や世間に届けようと、何十年にも渡って取り組んできたのである。 引用はないけれど、 フランスやスペインにある、旧石器時代の洞窟壁画のレプリカ話も面白かった。日本には、志摩スペイン村に洞窟壁画のレプリカがあるみたい。さすがにヨーロッパには行けないけれど、三重県なら行ってみたいかも。
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2015年、国立歴史民俗学博物館で「大ニセモノ博覧会」という展示があり、偽物を簡単に切り捨ててしまうことができないことを学んでいたが、この本で、より広範囲な偽物とその存在意義を知ることができた。最初は美術の話。ウォホールの死後に作られたシルクスクリーン作品は本物か?中世絵画の贋作...
2015年、国立歴史民俗学博物館で「大ニセモノ博覧会」という展示があり、偽物を簡単に切り捨ててしまうことができないことを学んでいたが、この本で、より広範囲な偽物とその存在意義を知ることができた。最初は美術の話。ウォホールの死後に作られたシルクスクリーン作品は本物か?中世絵画の贋作を作成したスパニッシュ・フォージャー。どこの誰かもわからない作者だが、特徴的な絵画が今ではコレクションの対象となっている。偽物もストーリーを持つことで、本物のような評価を受けることがあるという例。などの話で本物についての定義が揺らいだところで、科学的な見地からの話になる。人造ダイヤモンドの合成方法を競っている中で、合成ダイヤモンドだと提示されたが、実験のほうは再現できない。提示されたのは天然ダイヤモンドなのではないかと疑われる。目的が変わった時に本物と偽物が簡単に入れ替わってしまう。他にもレプリカの意義であったり、さまざまな分野での本物と偽物の話が紹介されていて興味深かった。
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本物とは何か?偽物とは何か?白と黒の間に濃さの違うグレーが有るように、本物と偽物の間にホンモノやニセモノがあるわけで。本当は、偽物なんて存在しないのかも。
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