商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 草思社 |
発売年月日 | 2020/10/21 |
JAN | 9784794224774 |
- 書籍
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1932年の大日本帝国
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1932年の大日本帝国
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フランス人女性ジャーナリストが見た五一五事件前後の日本。暗殺された犬養毅への日本の大衆の冷たい眼差しや、対照的に誰しもが熱狂的であったかのような満州利権への執着、軍への信頼感。単に学校で習う歴史では感じ取れない社会の雰囲気が感じられる。このような流れからの太平洋戦争はおそらく避け...
フランス人女性ジャーナリストが見た五一五事件前後の日本。暗殺された犬養毅への日本の大衆の冷たい眼差しや、対照的に誰しもが熱狂的であったかのような満州利権への執着、軍への信頼感。単に学校で習う歴史では感じ取れない社会の雰囲気が感じられる。このような流れからの太平洋戦争はおそらく避けられないものだったのだろうし、なぜもっと戦争を早くやめられなかったのか、という素朴な疑問への答えにもなっているだろう。 充実した解説にあるように著者の日本への眼差しは差別的な視線もありフランス、欧米の優位を当たり前のものとしているきらいはある。ただ本文を読んでいる間は昔の日本人はこんな感じだったのかな、と思いながら読んでいた。自分の立ち位置はなんなのだろうとも思う。
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隔絶された現代から覗く1932年。後に続く戦争はおきるべくしておきたものだった。愚かである、または判断を誤ったという感想は簡単だが、当時の状況からするとリアリティを持って満州の権益や農民たちの逼迫が頼る先はファシズム的社会主義しかないという結論に達する。
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