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1932年の大日本帝国 あるフランス人記者の記録
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1932年の大日本帝国 あるフランス人記者の記録

アンドレ・ヴィオリス(著者), 大橋尚泰(訳者)

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1932年の大日本帝国 あるフランス人記者の記録

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 草思社
発売年月日 2020/10/21
JAN 9784794224774

1932年の大日本帝国

¥2,860

商品レビュー

3.8

4件のお客様レビュー

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2024/09/08

フランス人女性ジャーナリストが見た五一五事件前後の日本。暗殺された犬養毅への日本の大衆の冷たい眼差しや、対照的に誰しもが熱狂的であったかのような満州利権への執着、軍への信頼感。単に学校で習う歴史では感じ取れない社会の雰囲気が感じられる。このような流れからの太平洋戦争はおそらく避け...

フランス人女性ジャーナリストが見た五一五事件前後の日本。暗殺された犬養毅への日本の大衆の冷たい眼差しや、対照的に誰しもが熱狂的であったかのような満州利権への執着、軍への信頼感。単に学校で習う歴史では感じ取れない社会の雰囲気が感じられる。このような流れからの太平洋戦争はおそらく避けられないものだったのだろうし、なぜもっと戦争を早くやめられなかったのか、という素朴な疑問への答えにもなっているだろう。 充実した解説にあるように著者の日本への眼差しは差別的な視線もありフランス、欧米の優位を当たり前のものとしているきらいはある。ただ本文を読んでいる間は昔の日本人はこんな感じだったのかな、と思いながら読んでいた。自分の立ち位置はなんなのだろうとも思う。

Posted by ブクログ

2022/06/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

良著。満洲の正当化とか、上海事変の評価など、日本国内外の評価が見て取れる。上海事変で、若い日本兵が中国の老婆を刺したという描写は、生々しい。

Posted by ブクログ

2021/12/29

隔絶された現代から覗く1932年。後に続く戦争はおきるべくしておきたものだった。愚かである、または判断を誤ったという感想は簡単だが、当時の状況からするとリアリティを持って満州の権益や農民たちの逼迫が頼る先はファシズム的社会主義しかないという結論に達する。

Posted by ブクログ

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