商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2020/10/15 |
JAN | 9784163912769 |
- 書籍
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アニーはどこにいった
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アニーはどこにいった
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商品レビュー
3.1
9件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
終始ゾワゾワするお話でした。 読後、トイレ掃除をしたくなります。 ホラーシーンよりも、いじめのシーンの方が怖かったです。 日本は陰湿とよく言われますが、海外はこんな感じなの…? そこに恐怖です。 当たり前かもですが、会話のテンポやジョークが日本とは異なります。 それがオシャレすぎて…ジョー先生が皮肉屋なのに気づいたのは終盤でした(笑) 「ちょっとは誰かを素直に信じれば…」とは思ったのですが。 真っ直ぐに愛されなかった生い立ち上、そうならざるを得なかったのかと思うと、ちょっぴり悲しく感じました。
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「妹になにがあったか知っている。 同じことが起きようとしている。」 不吉なメールで故郷に帰ってきた僕。 25年前、確かに妹のアニーには何かが起こってて、その正体は分からないまま死んでいった。 忌々しいあの夜の記憶、あの夜の出来事からアニーは変わってしまった、まるで別人のように。...
「妹になにがあったか知っている。 同じことが起きようとしている。」 不吉なメールで故郷に帰ってきた僕。 25年前、確かに妹のアニーには何かが起こってて、その正体は分からないまま死んでいった。 忌々しいあの夜の記憶、あの夜の出来事からアニーは変わってしまった、まるで別人のように。 二度と戻ってこないとは思っていた故郷。 僕の前任の教師は自分の息子を殺したのち、自殺を遂げた。 「息子じゃない」という血文字を残して。 生粋のキングファンであるC・J・チューダーの長編二作目。 匿名のメールによって過去の記憶の封印を解いた主人公が自身の妹の謎に迫っていくストーリー。 この主人公のジョー・ソーンが中々の曲者でギャンブル好きで借金まみれ、アルコール中毒の兆しも見える中年男。 しかし謎の正義感を発揮したり、皮肉を以て巨悪に立ち向かう姿勢も見せてくれる。 この主人公の人格の形成と事件への執念の理由が過去の事件を通して見えてくるのが面白い。 殺し屋まがいの女や経歴詐称の同僚、そして町会議員の旧友、信用ならない奴らとの駆け引きでハードでな展開が繰り広げられる。 一体だれがジョーを呼び起こしたのか、25年前の事件の裏の真相とは。 キング氏のモダンホラーとミステリーが融合した秀作。 三作目の長編も発表済みというしそちらも楽しみだ。
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