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孔丘
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孔丘

宮城谷昌光(著者)

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孔丘

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2020/10/08
JAN 9784163912707

商品レビュー

3.7

17件のお客様レビュー

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2024/05/06

中国・戦国時代の思想家であり儒教の祖である孔子の生涯を描いた歴史小説。聖人ではなく人間としての孔子に焦点を当て、家族、弟子、理解者と敵対者などが描かれつつ、時系列に沿って物語が進んでいく。教えるとは、学ぶとは、という点について色々と考えさせられた。

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2024/01/14

かねてから儒教とは哲学なのか宗教なのか判然としなかったが、これを読んで宗教の始まりとか教祖というものはこういう成り立ちなのだろうと納得した。他人から自分がどう見られているかが気になる普通の人に教祖は務まらないのだが、こういう発達障害っぽい人は現代日本の会社組織でも異端で絶対に出世...

かねてから儒教とは哲学なのか宗教なのか判然としなかったが、これを読んで宗教の始まりとか教祖というものはこういう成り立ちなのだろうと納得した。他人から自分がどう見られているかが気になる普通の人に教祖は務まらないのだが、こういう発達障害っぽい人は現代日本の会社組織でも異端で絶対に出世しないタイプ。自分が興味あることにはトコトンのめり込んで知識を吸収し、常人には発想できない素晴らしいアイデアをもたらすのだが、組織、というか上司に全く理解されず、良くて飼い殺し、普通なら会社を去って不遇な社会人生活を送る。アメリカだとこんな人にも資金を提供する人が現れてアマゾンやテスラのような会社を興したりするのだが。 儒教についても中国史についても造詣の深い著者だからこそ書くことのできた小説で、文章のうまさもあって物語に惹きこまれた。

Posted by ブクログ

2023/11/04

孔子という人物については論語の言葉は良く聞いてきたが、その人生、行動は知らないことが多い。孔子が妻と離婚し、子息とも別れてしまったこと、出身の魯から斉、楚、晋などの各国への任官運動?をする中での、各国王との会話など。また陽虎という人物への復讐心、相手の態度にムッとするような人間的...

孔子という人物については論語の言葉は良く聞いてきたが、その人生、行動は知らないことが多い。孔子が妻と離婚し、子息とも別れてしまったこと、出身の魯から斉、楚、晋などの各国への任官運動?をする中での、各国王との会話など。また陽虎という人物への復讐心、相手の態度にムッとするような人間的な側面、大男で偉丈夫だった様子など、人間的な側面の人物像を見る思いがした。73歳で亡くなった人生ということで、「七十にして矩をこえず」を語った意味が嚙み締められた。国王たちとの会話の中で、「政治と何か」「礼とは何か」などの問答が度々出てくるのが面白い。やはり儒教は為政者のための「教え」であると改めて思った。

Posted by ブクログ

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