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日本のファシズム 昭和戦争期の国家体制をめぐって
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日本のファシズム 昭和戦争期の国家体制をめぐって

大藪龍介(著者)

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日本のファシズム 昭和戦争期の国家体制をめぐって

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 社会評論社
発売年月日 2020/09/25
JAN 9784784515837

日本のファシズム

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2021/10/26

全体主義を理解するため、まずはナティス関係を読んで、そのあとで日本のファシズムを徐々に読み始めているところ。 ナティス関係の本を読んだあとで、日本関係の本を読むと、これを同じ全体主義というか、ファシズムと理解していいのか、かなり疑問になってくる。結局、誰が主導者ということもなく...

全体主義を理解するため、まずはナティス関係を読んで、そのあとで日本のファシズムを徐々に読み始めているところ。 ナティス関係の本を読んだあとで、日本関係の本を読むと、これを同じ全体主義というか、ファシズムと理解していいのか、かなり疑問になってくる。結局、誰が主導者ということもなく、ズルズルと仕方なくそっちに行ってしまう感じ。 なんか、こういう状況だったら、仕方ないよねという小さな決断や妥協、追認、既成事実化が積み重なって、いつの間にか、天皇中心のファシズムになっているという状況。 そして、その権力の中心にいるとされる天皇は、顕教としては現人神なのだが、権力の上層部のエリートにとっては、密教的には政治利用の対象なのだ。ここには実質的な権力があるわけでもない。 そして、誰も軍をコントロールできない。陸軍出身で首相でかつ陸軍大臣をかねた東條英機ですら、軍をコントロールできないという。そして、陸軍と海軍の調整も困難。まさにそこがコントロールできない政治システムがなんで全体主義なんだろうか??? この曖昧さが、なんとも日本的なのだな。。。 とりあえず、日本のファシズム論の論点整理ができた感じ。 が、章と章とのつながりがわかりにくく、著者の考えの全体としての説得力はやや弱い。

Posted by ブクログ

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