商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 社会評論社 |
発売年月日 | 2020/09/25 |
JAN | 9784784515837 |
- 書籍
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日本のファシズム
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日本のファシズム
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全体主義を理解するため、まずはナティス関係を読んで、そのあとで日本のファシズムを徐々に読み始めているところ。 ナティス関係の本を読んだあとで、日本関係の本を読むと、これを同じ全体主義というか、ファシズムと理解していいのか、かなり疑問になってくる。結局、誰が主導者ということもなく...
全体主義を理解するため、まずはナティス関係を読んで、そのあとで日本のファシズムを徐々に読み始めているところ。 ナティス関係の本を読んだあとで、日本関係の本を読むと、これを同じ全体主義というか、ファシズムと理解していいのか、かなり疑問になってくる。結局、誰が主導者ということもなく、ズルズルと仕方なくそっちに行ってしまう感じ。 なんか、こういう状況だったら、仕方ないよねという小さな決断や妥協、追認、既成事実化が積み重なって、いつの間にか、天皇中心のファシズムになっているという状況。 そして、その権力の中心にいるとされる天皇は、顕教としては現人神なのだが、権力の上層部のエリートにとっては、密教的には政治利用の対象なのだ。ここには実質的な権力があるわけでもない。 そして、誰も軍をコントロールできない。陸軍出身で首相でかつ陸軍大臣をかねた東條英機ですら、軍をコントロールできないという。そして、陸軍と海軍の調整も困難。まさにそこがコントロールできない政治システムがなんで全体主義なんだろうか??? この曖昧さが、なんとも日本的なのだな。。。 とりあえず、日本のファシズム論の論点整理ができた感じ。 が、章と章とのつながりがわかりにくく、著者の考えの全体としての説得力はやや弱い。
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