商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | ふらんす堂 |
発売年月日 | 2020/09/30 |
JAN | 9784781413167 |
- 書籍
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加藤楸邨の百句
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加藤楸邨の百句
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商品レビュー
4.5
2件のお客様レビュー
加藤楸邨のアンソロジーだが、句を編んだ北大路翼の個性もあって、とても人間くさい書となった。「蟾蜍あるく糞量世にもたくましく」など、他の選者が採らないような楽しい句を選んでいるのがうれしい。私が初めて接した句を中心に挙げてみる。「せんすべもなくてわらへり青田売」「外套に銭あり握りて...
加藤楸邨のアンソロジーだが、句を編んだ北大路翼の個性もあって、とても人間くさい書となった。「蟾蜍あるく糞量世にもたくましく」など、他の選者が採らないような楽しい句を選んでいるのがうれしい。私が初めて接した句を中心に挙げてみる。「せんすべもなくてわらへり青田売」「外套に銭あり握りては離す」「苺つぶすは恋のさなかの二人らし」「金蠅のごとくに生きて何を言ふ」「肥かつぐ背が枯野よりもりあがる」「農夫の葬おのがつくりし菜の花過ぎ」「霧にひらいてもののはじめの穴ひとつ」「のんのんと馬が魔羅振る霧の中」「梨ありがたしころころころがすこともひとつ」「初日粛然今も男根りうりうか」「バビロンに生きて糞ころがしは押す」
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加藤楸邨の句をしっかり読んだのは初めて。他の俳人ではあまりみない独特な表現が多い。解説が開けっ広げで面白い。
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