商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 実業之日本社 |
発売年月日 | 2020/09/18 |
JAN | 9784408537672 |
- 書籍
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向日葵を手折る
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向日葵を手折る
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商品レビュー
4.1
47件のお客様レビュー
父親が亡くなって母と山形の山間の小さな集落に引越してきた6年生のみのり。乱暴な少年の存在や、不気味な向日葵男の気配に怯えつつも、優しい同級生や自然の恵みに囲まれた環境に馴染んでいく。時折不穏な出来事が折り込まれつつ高校卒業まで過ごし、自身も成長し周囲の人も変化していく。いつまでも...
父親が亡くなって母と山形の山間の小さな集落に引越してきた6年生のみのり。乱暴な少年の存在や、不気味な向日葵男の気配に怯えつつも、優しい同級生や自然の恵みに囲まれた環境に馴染んでいく。時折不穏な出来事が折り込まれつつ高校卒業まで過ごし、自身も成長し周囲の人も変化していく。いつまでもこのままでいたいのに、時は一律に流れるという事実が切ない。 前半、話が都合よく進むのが不自然に思えて気が削がれたけど、最後まで読んで良かった。
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- ネタバレ
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なんて苦しくて、残酷で、だけど優しい物語なんだろうと思いました。 序盤は隼人への苛立ちが凄まじく、何度か読むのをやめそうになったのですがラストまで読むと隼人や怜、みのりが愛おしく感じました。 私自身も田舎に住んでいるので、みのりの感じた田舎特有の閉塞感には馴染み深いものがあります。隼人と怜がどんな思いで悲しみをやり過ごしてきたのかと思うと涙が出ました。 ラストでみのりはあの日言えなかったことをようやく伝えることが出来るのか、また来年の夏向日葵を見ながら読み返したいような気がします。
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ふと手にした本でした。表紙のイラストに惹かれたのかもしれません。 そうして一読した今、読んでよかったと感じています。おすすめします。一人の少女と、二人の男子。不思議な出来事の中に、彼らの思いが重なって、素晴らしいお話しです。
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