商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 講談社 |
| 発売年月日 | 2020/09/15 |
| JAN | 9784065204146 |
- 書籍
- 文庫
呉越春秋 湖底の城(九巻)
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呉越春秋 湖底の城(九巻)
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商品レビュー
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今流行りの始皇帝よりも前の話で、紀元前6世紀、春秋戦国時代の中国が舞台です。 呉と越という小国同士の激しい対立を軸に、復讐・忠義・覇権争いが交錯する物語です。 呉王闔閭が天下取りを狙う一方、父王を殺された越王勾践が復讐を誓い、策士・范蠡の知略と共に国の再興を図る過程が描かれていま...
今流行りの始皇帝よりも前の話で、紀元前6世紀、春秋戦国時代の中国が舞台です。 呉と越という小国同士の激しい対立を軸に、復讐・忠義・覇権争いが交錯する物語です。 呉王闔閭が天下取りを狙う一方、父王を殺された越王勾践が復讐を誓い、策士・范蠡の知略と共に国の再興を図る過程が描かれています。 伍子胥や伯嚭など、実在した歴史的人物たちの思惑や悲劇も交え、ただの戦記ではなく人間ドラマとしての深みを持った構成でした。 歴史の大きなうねりの中で、それぞれの信念がぶつかり合う重厚な一冊です。 読み始める前の予備知識がなかったために、人物を想像するのが困難でしたが、読み続けていくにつれて、その世界観にのめり込んでいきました。 全9巻と長いですが、読み応えは抜群でした。
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「夏草や兵どもが夢の跡」 松尾芭蕉が奥州平泉にて詠んだ有名な一句。 芭蕉が想い描いた奥州藤原家と源義経の跡よりさらに1500年ほど前の中国江南での激しい争い。 夏草の生い茂るさまが、ここで熱く生きた人々を一層気高く物悲しくさせる。 見るからに英雄らしい魅力を持つ伍子胥と、地味...
「夏草や兵どもが夢の跡」 松尾芭蕉が奥州平泉にて詠んだ有名な一句。 芭蕉が想い描いた奥州藤原家と源義経の跡よりさらに1500年ほど前の中国江南での激しい争い。 夏草の生い茂るさまが、ここで熱く生きた人々を一層気高く物悲しくさせる。 見るからに英雄らしい魅力を持つ伍子胥と、地味で心配性ながらここ一番の情熱を放つ范蠡。 勝敗はいっときの出来事でも、躍動した人たちは物語という舞台で永遠に輝く。 四文字熟語ばかりが世に広まって、実際にどのようなことがあったのかあまり知られていない呉越の争いが、作者の創造の翼を得てとんでもない大河ドラマになった。 読み終わったあとに全9巻を眺めてみると、セピア色した名画面が次々と浮かびあがるようだ。 往時の青々とした夏草が枯れていき、ふたたび春を待つように……。
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呉越春秋は呉の伍子胥から越の范蠡に主人公がうつっていきました。范蠡篇。 呉から見ていたものを越側の視線に変えるとまた見え方が変わってきて、王が変わると国も変わってきて、興味深かったです。 上に立つ者の資質によって国のあり方は変わってしまうし、努力や忠誠は報われるわけではないのか...
呉越春秋は呉の伍子胥から越の范蠡に主人公がうつっていきました。范蠡篇。 呉から見ていたものを越側の視線に変えるとまた見え方が変わってきて、王が変わると国も変わってきて、興味深かったです。 上に立つ者の資質によって国のあり方は変わってしまうし、努力や忠誠は報われるわけではないのか‥ 人を見抜く目や先を見越してどう振る舞えばよいかを見極める大切さ‥ いろいろと考えさせられました。 「人は、環境と地位のちがいによって、変わるものである。他人への好悪の方向、角度、濃淡さえ変わる。」 確かな歴史的記述が極めて少ない時代を宮城谷さんの力で生き生きとした世界に作り上げてくださり、春秋時代に色がついて見えるようになりました。 臥薪嘗胆もよくわかりました。 そして、最後までずっとなぜ「湖底の城」という題名なんだろう?と思っていたのが、最後にわかってじーんときました。
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