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ジョン・ディクスン・カーの最終定理 創元推理文庫
858円
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 東京創元社 |
発売年月日 | 2020/09/10 |
JAN | 9784488479022 |
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ジョン・ディクスン・カーの最終定理
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ジョン・ディクスン・カーの最終定理
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商品レビュー
3.5
8件のお客様レビュー
迷宮入りとなった事件が集められた書物に記された、カー直筆の推理メモ。それを元に自らも事件を解くべく集まった大学生達。しかし、その中で殺人事件が発生する。カーが解いた難解な事件2つと、併せて3つの謎解きが楽しめる贅沢な一冊!最初は説明やらで読み辛いが、それを乗り越えた後のご褒美、謎...
迷宮入りとなった事件が集められた書物に記された、カー直筆の推理メモ。それを元に自らも事件を解くべく集まった大学生達。しかし、その中で殺人事件が発生する。カーが解いた難解な事件2つと、併せて3つの謎解きが楽しめる贅沢な一冊!最初は説明やらで読み辛いが、それを乗り越えた後のご褒美、謎解きはサイコーだった!いい意味で『キモチワルイ』ラストがジワる。
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未解決犯罪実録集にカーが走り書きをしたという本を見る機会を得たミステリ好きの学生たち。カーが解いたという不可能犯罪を書き込みから推理する彼らにもまた、不可能犯罪がふりかかる‥ 短編「ジョン・D・カーの最終定理」を改稿して長編化した話らしい。短編の方は未読。 本に書かれた過去の犯罪...
未解決犯罪実録集にカーが走り書きをしたという本を見る機会を得たミステリ好きの学生たち。カーが解いたという不可能犯罪を書き込みから推理する彼らにもまた、不可能犯罪がふりかかる‥ 短編「ジョン・D・カーの最終定理」を改稿して長編化した話らしい。短編の方は未読。 本に書かれた過去の犯罪2つと現在の殺人事件の話だが、どれもカーらしいトリッキーな不可能犯罪。ラストはなかなか意表を突かれた。 カーへの愛情と不可能犯罪のロマンが感じられる。
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※このレビューにはネタバレを含みます
―― 『ごくかすかな床の軋みも聴覚が拾うが、それが幻聴のような奇妙な想像をもたらした。狭い本の壁面の間で木霊すようにして、物音がペチャクチャとおしゃべりになる。重々しい蔵書たちが、やたらと雄弁だ。「オレを見ろ」、「まだ眠らせておく?」と耳元で囁く。見下す尊大さで、膨大な知識をまくし立てるもの。朗々とした語り。夢誘う寓意。笑い声。』 タイトルからしてパロディ色が強めなのかなと思っていたら、どっこい。本格である。 個人的にいちばん印象に残ったシーンは、冒頭に引用した、探偵役が真相に辿り着きつつある図書館での一節。 凄惨な殺人事件や不可能犯罪の解決を前にして、場違いな程の情感にはっとする。 所謂『吹雪の山荘』問題のひとつである、「犯人は何故そのような状況で殺人を犯すのか」という問いに対しての説明の付け方も新鮮で、上とはまた別の意味ではっとしてしまった。それは完全犯罪コーディネータの視座とも云えるもので、そう思い始めると最終盤、探偵役と真犯人との対峙からフィナーレまでは、まるでライヘンバッハの対決のようにも見えてきた。 ☆3.5。最近高評価ばっかり続いているけどほんとどれも面白くて…まぁ読みたいと思ったものばかり読んでいるからそれはそうか。選球眼が養われてきたんだと思っておきます。
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