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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 作品社 |
発売年月日 | 2020/09/02 |
JAN | 9784861828201 |
- 書籍
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アウグストゥス
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アウグストゥス
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商品レビュー
5
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ローマ帝国の初代皇帝アウグストゥスの話。 書簡による第三者の目線で、アウグストゥスの行動や人となりが語られ、最後にようやく本人の語りがある。 最後の語りでは、途中のちょっとしたエピソードがそんな時系列でそんな意味があったのかと言う驚きもあった。 以前に読んだローマ人の物語によると...
ローマ帝国の初代皇帝アウグストゥスの話。 書簡による第三者の目線で、アウグストゥスの行動や人となりが語られ、最後にようやく本人の語りがある。 最後の語りでは、途中のちょっとしたエピソードがそんな時系列でそんな意味があったのかと言う驚きもあった。 以前に読んだローマ人の物語によると、実際の本人も自分の業績を声高には語らなかったらしく淡々とした業績録だけが残っているとのこと。 この小説での人物造形はさもありなんという人物になっていて、想像していたアウグストゥスや周りの人物イメージに肉付けがされた感じがした。 出来事とか登場人物についての説明は薄いので、ローマ人の物語を読んでから、この本を読んだほうが面白く読めると思います。
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世界史の知識が乏しい自分でも楽しめた。ストーリーについていけた。 ストーナーが気に入り、他作を読んだが、全くテーマは違うものの面白かった。 人は誰しも、遅かれ早かれいつかは自分はひとりであり、孤立していて、自分という哀れな存在以上のものにはなれない
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【情熱とは、必然的に度を越すものだ。愛においても戦争においても】(文中より引用) ローマ皇帝・アウグストゥスの生涯、そして彼が生きた頃のローマ帝国を、書簡や日誌から浮かび上がらせる形を取った「歴史書簡小説」。類い稀なストーリー・テリングで、読者に物語としてのローマ帝国を感じさせ...
【情熱とは、必然的に度を越すものだ。愛においても戦争においても】(文中より引用) ローマ皇帝・アウグストゥスの生涯、そして彼が生きた頃のローマ帝国を、書簡や日誌から浮かび上がらせる形を取った「歴史書簡小説」。類い稀なストーリー・テリングで、読者に物語としてのローマ帝国を感じさせてくれる一冊です。著者は、『ストーナー』が死後に注目を集めたジョン・ウィリアムズ。訳者は、ジョン・ウィリアムズのその他の作品の翻訳も手がけた布施由紀子。 堂々たる風格漂う名著。書簡の内容をいわば「小出し」しながら話を進めていくため、読み手の頭の中に次第にミステリーやサスペンスの要素が付け足されていく仕組みになっており、「どうやったらこんな手法を思いつくのだろう」と驚嘆せずにはいられませんでした。そして手法だけでなく、静逸さを備えた文体と翻訳もまた魅力的です。 こういう本をじっくり読むのってイイなと☆5つ
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