商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 2020/09/04 |
JAN | 9784087735079 |
- 書籍
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獄中シェイクスピア劇団
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獄中シェイクスピア劇団
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商品レビュー
4
22件のお客様レビュー
シェークスピア「テンペスト」、名前は知ってたが今まであまり内容を知らなかった。本書は見事にプロットを利用して、ぐんぐん読ませる。 現在のカナダが舞台だが、ユーモア、シニカル、言葉遊び多く英国文学っぽい。 演技指導中の罵詈雑言は、劇中で出てくる言葉しか使えないと言われた獄中の生徒...
シェークスピア「テンペスト」、名前は知ってたが今まであまり内容を知らなかった。本書は見事にプロットを利用して、ぐんぐん読ませる。 現在のカナダが舞台だが、ユーモア、シニカル、言葉遊び多く英国文学っぽい。 演技指導中の罵詈雑言は、劇中で出てくる言葉しか使えないと言われた獄中の生徒が生き生きと使い倒す。特に「ててなし級にフルボッコ」や「赤死病でくたばれ」「毒吐くならず者」、今これ言われたら古風ですてきだ。 後半の獄中生徒による登場人物解読が秀逸。 ああー、面白かった!登場人物すべて人間味があってヨカッタ。特にアン=マリー・グリーンランドがいい仕事してたな!
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元々テンペストは本で、活字で読むものでなく劇でみるべきだよな、、(リア王とかは本でも面白いけど) それが急に長くなって現代版しかも舞台は刑務所、、正直、あまり面白みを感じられなかった。(そこまでシェイクスピアファンでないからかもしれません、、)
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『テンペスト』を土台に、刑務所での演劇クラスの様子をユーモラスに描きながら、かつて劇団で部下に追い落とされた主人公が復讐を果たす物語。 ストーリーそのものは楽しくトントンと運ぶんだけど、かつて妻と娘を病気で亡くし、部下の陰謀で仕事も失った主人公フェリックスの心のトラウマは、単に...
『テンペスト』を土台に、刑務所での演劇クラスの様子をユーモラスに描きながら、かつて劇団で部下に追い落とされた主人公が復讐を果たす物語。 ストーリーそのものは楽しくトントンと運ぶんだけど、かつて妻と娘を病気で亡くし、部下の陰謀で仕事も失った主人公フェリックスの心のトラウマは、単に復讐を果たしただけで消えるものではなく、そのあと生徒(囚人)たちと、劇の解釈を語り合うことによって、少しずつほぐれていき、復讐とともに赦しが果たされるところがいいなと思った。
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