商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | プレジデント社 |
発売年月日 | 2020/08/31 |
JAN | 9784833423830 |
- 書籍
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TOOls and WEAPONs
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TOOls and WEAPONs
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商品レビュー
4.7
6件のお客様レビュー
本書は、マイクロソフト社でコンプライアンスを担当するブラッド・スミス氏と、同社で広報を担当するキャロル・アン・ブラウン氏による本です。技術は中立であって、それを良い目的に使うか悪しき目的に使うかは人間しだいなのですが、AIやSNSなどのデジタル技術についても同様で、利器(ツール)...
本書は、マイクロソフト社でコンプライアンスを担当するブラッド・スミス氏と、同社で広報を担当するキャロル・アン・ブラウン氏による本です。技術は中立であって、それを良い目的に使うか悪しき目的に使うかは人間しだいなのですが、AIやSNSなどのデジタル技術についても同様で、利器(ツール)になるか、武器(ウェポン)になるかは我々人間の取り組み次第だ、という話です。これだけなら当たり前ではあるのですが、本書ではマイクロソフト社が実際に体験した、あるいは巻き込まれた事案がかなり生々しく描かれているため、その点だけでも読む価値はあります。つまりマイクロソフトの作っている技術が「武器」として使われてしまった際の対処、あるいは「武器」として使われそうになった場面などが事例として紹介されています。 本書で著者が繰り返し述べていますが、マイクロソフトはかつて独禁法訴訟など世界の政府とやりあった経験がある。そしてそこから学んだ教訓は、デジタル技術が「適切に」規制されるよう、テクノロジー企業も積極的に関与すべきだということです。本書では19世紀の鉄道を例に挙げていますが、もともと(米国)州政府が規制していた鉄道事業が全米に展開するにつれて、ついに連邦政府が規制主体として権限を持つに至った。ITについてはこれまで国ごとに規制が行われていますが、今後はEUなどのように複数国家をまたがる機関、あるいは国際会議を通じて規制されるべきだということです。ただし政府の規制の在り方については鉄道時代とは異なる。具体的には、ソフトウェア業界のMVP(ミニマム・バイアブル・プロダクト)方式のように、最低限のプロダクツ(規制)をとにかく早く導入し、その後それを改善していくべきだという主張は興味深かったです。本書の著者が、テクノロジー企業の老舗であるマイクロソフトでコンプライアンスを担当している役員であること、またこれまでIT技術が利器にも武器にもなってしまった状況を現実に体験している人だということで、説得力と含蓄、そしてバランス感覚を本書から読み取りました。面白かったです。
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GAFAに対する風当たりや規制が強まる中で、どのような変遷をしているのか?が大枠で見ることができました。 海外はこの辺に対してかなり先を読みつつ対策をしている印象でした。
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マイクロソフト役員であり、弁護士の著者。 前半は巨大であるがゆえにいろんな所からチャチャ(?)入れられるIT企業の 切った張った! のスピード感あるドキュメンタリー。 よくぞここまでオープンに出来たと思うほど、実名&社名が出てきます。課題解決の為に競合と連盟組んだり、歴史上の出来事に解決の糸口を見出したり。現代版ゲーム・オブ・スローンズ。 後半は、ホットなテクノロジーと社会との付き合い方を漏れなく無駄なく紹介&提案してます。 全般を通して、とてもポジティブで推進力のある内容です。どんなに大変でも絶対に悲観一辺倒にならない。 こういう方がいないと、AI監獄ウイグル みたいな世界になりかねない。ある意味社会のガーディアンです。
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