萩尾望都 紡ぎつづけるマンガの世界 女子美での講義より

萩尾望都(著者)

• 販売会社／発売会社: ビジネス社
• 発売年月日: 2020/08/26
• JAN: 9784828422022

商品レビュー

2023/07/17

[図書館]
読了：2023/7/17

めちゃ面白くて2時間ぐらいで一気読み。

トーマの遺書の最後の一文が雑誌掲載時は「彼の中に」で、本来構想では「彼の目の上に」だったが読者に分かりにくいかと思い直した。それを単行本では「彼の目の上に」に戻した、という話が興味深い。

ポーの一族新作の「春の夢」はシューベルトの「冬の旅」の中の一つだと。これもタイトル決めのタイミングて見事にそういう情報が寄り集まってくる、創作の不思議として面白い。そのことばっかり考えてるからセンサーが敏感になってるからかも知れないけど、と。

2023/02/24

萩尾望都　山崎直子　中野京子　イルカ　内山博子

深掘りされる作品は、
宇宙飛行士→「11人いる！」「スター・レッド」、
美術評論家→「王妃マルゴ」、
あとは満遍なく。

2021/07/29

　33頁、山崎浩子の発言は疑問が残る。これだとモルモン教徒がヨーロッパからアメリカへ移住したように読み取れる。彼らは国内を大移動したのであって、他国からの移民ではない。
　第３章、中野京子との対談は読み応えがあった。萩尾望都も『王妃マルゴ』作画の参考になったことだろう。