商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | パイインターナショナル |
発売年月日 | 2020/08/24 |
JAN | 9784756251954 |
- 書籍
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華麗なる「バレエ・リュス」と舞台芸術の世界
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華麗なる「バレエ・リュス」と舞台芸術の世界
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商品レビュー
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20世紀初頭、ヨーロッパの視覚芸術に多大な影響を与えた劇団、〈バレエ・リュス〉の舞台美術と衣装デザインを、同時代のロシアの芸術運動と共に眺めるヴィジュアル・ブック。 今までニジンスキーとディアギレフが決別するまでの時期にフォーカスを当てたものしか読んでなかったので、バレエ・リ...
20世紀初頭、ヨーロッパの視覚芸術に多大な影響を与えた劇団、〈バレエ・リュス〉の舞台美術と衣装デザインを、同時代のロシアの芸術運動と共に眺めるヴィジュアル・ブック。 今までニジンスキーとディアギレフが決別するまでの時期にフォーカスを当てたものしか読んでなかったので、バレエ・リュスにピカソがこんなに積極的に参加していたとは知らなかった。コクトーが台本、サティが音楽、ピカソが美術と衣装担当という嘘みたいな座組の演目まである! でも私はレオン・バクストが好きだなぁ。ニジンスキーのスター時代に大半の演目でヴィジュアル面を担当し、「これぞバレエ・リュス!」のイメージを確立させた人だが、こうしてまとめて見るとデザイン画の絵としてのカッコよさがとにかく群を抜いている。ハリー・クラークのような暗さと極彩色の色彩感覚が同居していて妖しい。 本書では大雑把な時代区分ではなく演目を一つずつ追っていけるのが嬉しい。ニジンスキーがテニスをモチーフに男性三人の力関係を描こうとした「遊戯」(実際はディアギレフの指示で男1女2に変えて上演)、めちゃくちゃ見てみたいなぁ。ニジンスキーはこの演目を通してディアギレフを告発する気だったんだろうか。 ヨーロッパじゅうが夢中になったショービズの天才であり、新しいカルチャーの創設者でもあったディアギレフの評価の移り変わりを見ていくことは、今の私が気持ちの整理をするのに役立つかもしれない。海野弘は彼が権力勾配を利用して演者を振り回したことに対して、はっきり批判的なことを言わない。決別以後精神を病んだニジンスキーと、彼と駆け落ちしたロモラの名誉回復までの道のりを思えば、ディアギレフに対しても未来人として否定すべきことはしなければいけないと思うが、ダンサーが王侯貴族の愛人になっていた時代を「おとぎ話のよう」と書くほど無邪気な書き手にそれを期待しても仕方がないだろう。本国ではどんなふうに研究されているんだろう。いずれにせよ、今が百年後どんなふうに語られているのか想像してみることは有意義かもしれないと思う。 ロシア・アヴァンギャルドの影に隠れた〈銀の時代〉の芸術運動とバレエ・リュスへの影響、イダ・ルヴィンスタインのパントマイムスタイルから「牧神の午後」への系譜が辿れたこと、ナタリア・ゴンチャローワに幾何学的なスタイルやアレクサンドラ・エクステルの色づかいに出会えたことはありがたい。フルカラーの図版がたっぷり、印刷も美麗で、造本の賞を獲ったというのも納得。
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バレエの世界は全く無知の当方ですが、色んな有名人が登場してきて知識・教養がなくとも楽しめます。 何となく映画が登場する前の娯楽の王様、という感じがしなくもなく。そしてアメリカのミュージカルに繋がる気もしなくなく。それ位、当方の幼稚に過ぎるバレエのイメージからすると総合芸術やなぁと...
バレエの世界は全く無知の当方ですが、色んな有名人が登場してきて知識・教養がなくとも楽しめます。 何となく映画が登場する前の娯楽の王様、という感じがしなくもなく。そしてアメリカのミュージカルに繋がる気もしなくなく。それ位、当方の幼稚に過ぎるバレエのイメージからすると総合芸術やなぁと。 ただ、それらをすべて飲み込んで、ここに登場するエリア、すなわちキエフ、オデッサ、ペテルブルグ、モスクワ、、、この地域は一体の文化圏で、彼の人物の妄信は一定の根拠でもあるんでしょうか。。。結構複雑な、石を飲み込まされたような気持を否定できず。。。
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昔(1998年)、セゾン美術館「ディアギレフのバレエリュス展」を見に行きました。 あの時の感動、興奮が甦ります。 鮮やかな色彩。総合芸術の極み。
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