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げいさい
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げいさい

会田誠(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2020/08/06
JAN 9784163912424

げいさい

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商品レビュー

3.5

29件のお客様レビュー

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2023/11/08

藝大入学を目指す受験浪人青年のある1日を描いた青春小説。たぶん青春小説だと思う。面白く読んだ。ただし、この小説は青春に焦点を当てているようで、違う感じもする。 藝大受験の葛藤を抱えて迷っている青年の周りには、受験に敗れた者、美術雑誌関係者、大学教員助手などが現れて、この業界の構...

藝大入学を目指す受験浪人青年のある1日を描いた青春小説。たぶん青春小説だと思う。面白く読んだ。ただし、この小説は青春に焦点を当てているようで、違う感じもする。 藝大受験の葛藤を抱えて迷っている青年の周りには、受験に敗れた者、美術雑誌関係者、大学教員助手などが現れて、この業界の構造的な問題や矛盾、欺瞞を口にする。それは美術業界エッセイとして書けそうな内容だ。でもそれじゃ芸がないし、業界の外には届かない。偉そうな感じにもなるだろう。それを登場人物に語らせて、エンタメ青春小説として書くというのが小説のアイデアなのではないか。結果、知らないことも面白く読めたし、「ヨーゼフ・ボイス」とか「よかちん」で検索してしまった。 「よかちん」はともかくとして、著者も若い頃に藝大受験生として、主人公と似たような経験をしたり葛藤を抱えていて、それらをなんらかの形で定着させたかったのかもしれない。それでもエンディングはとても青春ぽかった。青春は爆発だ。まっとうな青春小説なんてものがあるのかどうか知らないが、やはりこれは青春小説だろう。

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2022/11/23

藝大浪人生と多摩美「げいさい」物語。 物語が油絵のように構築され塗り重ねられ、時に逸脱し、また書かれてゆくようで面白かった。 モラトリアムの中、 自由絵画と受験絵画。 概念芸術、社会とのジレンマ。 人生の助走前段階、 赤く青い時期の群像物語。

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2022/05/20

まさに青春、という話だった。 てっきり平成令和ごろの美大生のお話かと思いきや、舞台は昭和末期で、主人公は二浪の美大受験生。予備校時代の友人から誘われて多摩美の芸祭にやってきた、そこで繰り広げられるちょっと引くくらい熱く激しくトンチキで、明るくもどこか影を落としてもいる苦酸っぱい青...

まさに青春、という話だった。 てっきり平成令和ごろの美大生のお話かと思いきや、舞台は昭和末期で、主人公は二浪の美大受験生。予備校時代の友人から誘われて多摩美の芸祭にやってきた、そこで繰り広げられるちょっと引くくらい熱く激しくトンチキで、明るくもどこか影を落としてもいる苦酸っぱい青春劇。 細かい描写と時代設定に、ノンフィクションか?と思いそうにもなるし、後から振り返ると何か大がかりな、それでいてチープな芝居でも見ていたのか?と思いそうにもなる、燃焼しきったような、まだくすぶっているような読後感。 今でも美大受験、特に東京藝大はかなりハードだと経験者の体験談を聞いて知ってはいたが、昔も変わらなかったのね… 主人公が二浪するきっかけとなった、藝大二次試験で描いた渾身の一枚を、とても見てみたい。

Posted by ブクログ