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強風、紫電、紫電改 No.124増補版 世界の傑作機No.196
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強風、紫電、紫電改 No.124増補版 世界の傑作機No.196

文林堂(編者)

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強風、紫電、紫電改 No.124増補版 世界の傑作機No.196

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文林堂
発売年月日 2020/07/30
JAN 9784893193100

強風、紫電、紫電改 No.124増補版

¥1,886

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2020/10/09

強風・紫電・紫電改の十数年ぶりの改訂版。 自動空戦フラップの記事はだいぶ理解できるようになった(記事に変化があったのではなくこちらの頭に受け入れ態勢ができていた)。 乾燥バナナフィレットは主翼の取付角4°も関係あると思うが、そこまでは考察なし。前の前の号で鳥飼氏は<強風の途中...

強風・紫電・紫電改の十数年ぶりの改訂版。 自動空戦フラップの記事はだいぶ理解できるようになった(記事に変化があったのではなくこちらの頭に受け入れ態勢ができていた)。 乾燥バナナフィレットは主翼の取付角4°も関係あると思うが、そこまでは考察なし。前の前の号で鳥飼氏は<強風の途中から翼型が改良された>と書かれていたのは、前の号から取り付け部近傍の後縁のラインを変えたかも(変えたとは言ってない)まで下方修正されている。多分翼型修正なしでフィレットで対応ではないかと。 改めて鳥飼氏の記事を読み直して独特のガル翼型ねじり下げの意味を理解した。なお「逆ガル」と書かれているのはtypo。驚くべきことに改訂版なのに誤字が沢山ある(最近の世傑はみんなそうだから驚くことはないか)。 強風の23.5m2の主翼は形としてはほとんど変わらず、紫電・紫電改と使われる。川西は初めての戦闘機で正解の主翼を引き当てた。これはすごいことだ。もし「水上機だから」と翼面荷重を減らすために大きい主翼を採用していたら、後の成功はなかったはず。 水上機は固くて平らな地面から離着陸する飛行機より条件が悪く、翼面荷重150kg/m2という思い切った値を採用したのはかなりの英断。翼面荷重を高くしたので、取付角を大きくして揚力をかせぐ設定が戦闘機としては異例の4℃になった(雷電や疾風は2°)。といってもそれは紫電改に至っては「フィレットが大きい」程度で済んだ話。 あとは、海軍がハ45をぜひ、と推してきたのでは、という推測がある。海軍が「火星でいいよ」と言えば多分紫電は火星エンジンだったはず。そうすればいくらか紫電のトラブルは減っただろう。脚もシリンダーで伸縮でなくF8Fのような2段折れならよかったのだが、陸上機に慣れていない川西にいきなり正解を出せとも言えない。 エンジンが火星なら紫電改にはおそらくハ42を乗せ、正真正銘の2000馬力戦闘機になっただろう、という妄想をしている。この場合胴体を細く成型するのはムリ。そうするとどういう紫電改になるのかちょっと思いつかない。 「戦闘機は小型高出力のエンジンでなければならない」という思い込みが日本の飛行機の足かせになったことは間違いない。R2800をいきなり採用したアメリカの発想は当時の日本人にはとても真似できなかった。

Posted by ブクログ

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