商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 小学館 |
発売年月日 | 2020/07/09 |
JAN | 9784092905870 |
- 書籍
- 児童書
夜フクロウとドッグフィッシュ
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夜フクロウとドッグフィッシュ
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商品レビュー
3.9
8件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
(放送原稿より) 原題は、To Nightowl From Dogfish。この原題からもわかるのですが、この本は、ほとんどが だれだれから、だれだれへ といった手紙、というかメールの文章で、お話が進んでいきます。 そして、その最初のメールが、「件名:そっちは、あたしのこと知らない」で、 内容が「わけだけど、とにかくメールを書きます」で始まって、 「そっちのお父さんと、うちのお父さんがつき合ってるんだけど」という衝撃的なんです。 それに対して「何か勘違いしてると思います」という返事が行き、二人のやりとりが始まります。 このやりとりを始めたのは、12歳の女の子たち。 一人はカリフォルニアの田舎に住んでいる動物好きでサーファーなベットと、 ニューヨークに住んでいる夜更かしして読書をするのが好きで、ちょっと潔癖症なエイヴリーという対照的な二人です。 二人は、お互いの父親たちが、二人を同じサマーキャンプに入れ、仲良くさせたいともくろんでいることに反発し なんとかして父親たちを別れさせようとしますが…。さて? 二人が押し込まれたキャンプ中、二人の父親が中国旅行でトラブルにあったとのメールが届いたり、 法律事務所やキャンプの管理人、エイヴリーのおかあさんや、ベッドのおばあさん、などなど、 いろんなメールや手紙が次々に届き、 途中で読むのを止めることができないくらいでした。 趣味も性格も正反対な二人が、メールをかわしていくうちに少しずつお互いをわかりあっていく様子も楽しく、 最後にはちょっとふふっとなる展開が待っています。 横書きなので読みやすく、アメリカの中学生の生活も垣間見えて、夏休みにぴったりのとてもわくわくする小説です。 また、「普通の家族」ってなんだろう、友達ってなんだろう、という重い問いに軽やかに答えてくれているように 思いました。
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再婚したいのが、それぞれの父親同士 っていうところが現代だなぁ。 でも話の基本は、性格の違うふたりの少女が お互いの長所と短所を知って だんだん仲良くなるってところと 芽生え出した自意識と親との関係性。 そこは昔の子も今の子も 同じように悩んだりするんですね。 あと、全編メー...
再婚したいのが、それぞれの父親同士 っていうところが現代だなぁ。 でも話の基本は、性格の違うふたりの少女が お互いの長所と短所を知って だんだん仲良くなるってところと 芽生え出した自意識と親との関係性。 そこは昔の子も今の子も 同じように悩んだりするんですね。 あと、全編メールのやりとり中心で進むので 最初ちょっととまどいます。横書きだし。 そうか、ケータイ小説がそうだったな。
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2人の女の子のメールだけで(時々他の人のメールとか手紙とかもあるけど、地の文は一切ない)お話が進む。 展開がスリリングだし、メールのやり取りだからこその親密感がよい。 家族とか、好きなこととか、出会いや縁、偶然とかの色々なことも考えさせられる。 一気に読んでしまった。
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