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アフリカ経済の真実 資源開発と紛争の論理 ちくま新書1504
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2020/07/08 |
JAN | 9784480073198 |
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アフリカ経済の真実
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アフリカ経済の真実
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商品レビュー
4.1
7件のお客様レビュー
アフリカの深くて暗い闇を見た。世界の誰かの生活を豊かにするためにアフリカの資源開発を行いながらも当事者たちは豊かにならず血を流す。特に第3章絶望の国のダイヤモンドは衝撃だった。「永遠の愛」を誓い、愛する人に贈るための美しいダイヤモンドは、アフリカの人々の憎しみを増幅させ、子供兵を...
アフリカの深くて暗い闇を見た。世界の誰かの生活を豊かにするためにアフリカの資源開発を行いながらも当事者たちは豊かにならず血を流す。特に第3章絶望の国のダイヤモンドは衝撃だった。「永遠の愛」を誓い、愛する人に贈るための美しいダイヤモンドは、アフリカの人々の憎しみを増幅させ、子供兵を麻薬漬けにするための資金源とされる。どうあっても許されない行為が起き続けている事に言葉を失う。当然自分なんかに解決できる問題ではないが、真実を知れただけでもこの本を読んだ甲斐があった。無知は罪であるのだとすれば、ある意味自分も共犯であり、知る事をできたことだけでも罪から抜け出す一歩目だったのかもしれない。
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アフリカが誰にとっての「希望に満ちた大陸」であるのか(15ページ)という問いから始められる本書。 サヘル地帯、マダガスカル、アルジェリア、コンゴ民主共和国の政治・経済史とその現状に言及し、最後にアフリカ大陸各地で行なわれるランドグラブについて述べられる。 多国籍企業、現地政権等の...
アフリカが誰にとっての「希望に満ちた大陸」であるのか(15ページ)という問いから始められる本書。 サヘル地帯、マダガスカル、アルジェリア、コンゴ民主共和国の政治・経済史とその現状に言及し、最後にアフリカ大陸各地で行なわれるランドグラブについて述べられる。 多国籍企業、現地政権等の特権的受益者に翻弄され苦しみ続ける人々。私にとって、本書初めの問いは、これらとアフリカからの原材料から作られる安価な製品を手に入れることができる他国の人々にとっての希望に満ちた大陸なのだという答えしか考えられなかった。そこからは現地の民衆は排除されているのだ。 絶望の国のダイヤモンドの章にかなりショッキングな内容があることに注意。
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アフリカについても、資源開発についても詳しくないわたしでも、わかりやすく読めた。 開発と聞くと何か良いことのように思えるが、その裏には紛争やさらなる貧困への転落など人々の葛藤がある。真にその土地に住み暮らす人々とともに行われる開発を望みたい。
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