商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2020/06/26 |
JAN | 9784163912271 |
- 書籍
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日本蒙昧前史
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日本蒙昧前史
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商品レビュー
3.8
14件のお客様レビュー
面白かったし,この話のモデルはこの人なのだな,という類想もできた。でも文章がいかにも日本の古いタイプの男性としてのステレオタイプで、あまり好きにはなれなかった。
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まさに帯分通り「語りの魔術」 昭和の時代に実際に起きた出来事が神の視点で語られていく。 タイトルも改行の少なさもあって苦戦するだろうと思っていたが、語り手さんの話を聞くような感覚でするすると読めてしまった。 実際にその時代のことはあまり知らないのでどこまでがフィクションなのかは...
まさに帯分通り「語りの魔術」 昭和の時代に実際に起きた出来事が神の視点で語られていく。 タイトルも改行の少なさもあって苦戦するだろうと思っていたが、語り手さんの話を聞くような感覚でするすると読めてしまった。 実際にその時代のことはあまり知らないのでどこまでがフィクションなのかはわからないが、当時を知らない人の方が面白く読めるのかもしれない。 確か、文學界で続編が掲載されていた気がするので そちらも単行本化することを期待。 あと梨ちゃんが言っていた通り、カバーの手触りが最高。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
グリコ森永事件、角福戦争、横井庄一さんの帰国、五つ子誕生・・・。今となっては歴史上のできごとのように遠い昔になってしまったようにも思えるが、虚構を交えながら細部を書き込んだこの本を読んで、当時の大騒ぎの様子や世間の雰囲気がくっきりと思い返された。さすがに唖然としたのは、国、大阪府、財界で費用負担や責任の所在などを醜く押しつけ合った末に何とか開催したものの、実際には外国人来場者がほとんどなかったという大阪万博のこと。「人類の進歩と調和」を表向きの理念としたが、誘致の動機は単に経済効果(大阪府の金儲けの手段)だけだったという。歴史は繰り返される。愚かに。
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