コロナのせいにしてみよう。シャムズの話

國松淳和(著者)

• 販売会社／発売会社: 金原出版
• 発売年月日: 2020/06/23
• JAN: 9784307102032

商品レビュー

2021/08/15

　新型コロナで「なんか変だな」って思うことが多くなってきた。いや、この感覚はこれ以前にもあったはずだけど、新型コロナ感染症が勢力を拡大するにつれて、毎日のように感じるようになっている。
　この本は、その「なんか変だな」についてわかりやすく説明されていて、対処法も書かれている。まだまだ先が長くなりそうなコロナ禍の中で、適切な距離というものを教えてくれた1冊。

2021/02/14

m3.comメルマガがいつの間にかまた届くようになってて、そこで紹介されてた。

CIAMS シャムズとは、Covid19-Induced Altered Mental Status、コロナそのものではなく、「コロナが蔓延するこの社会に満ち溢れた不安にやられてしまった人たち」のこと。
しかも、普段から怒りっぽい人が悪化したとかではなく、普段はとても温厚な人がキレっぱなしとか、理性的な判断の社長が突発的な計画を立てたり、急にコロナで苦しむ人達を助けるクラファンを立ち上げようとかいうやつ。

不安になるのは情報を得てしまっているから。専門家でもない一般人が無駄に情報を取っても良いことはない。一旦情報を遮断するとか、クールダウンを挟むべき。

結局、シャムズは治療とかそういうのではないので治し方などが載ってるわけではないが、「そういうのがある」と理解するだけでもだいぶ違う。
自分はほぼ不安感じてないので外側ではあるが。
とにかく社会全体の不安を減らしていくのが大事そう。
不安そのものは大事なシステムだけど、過剰なのは良くない。

しかしやっぱりテレビは害悪。見ないのが良いね。
ラジオや音楽、趣味などに没頭するべき。

ただ、最後の２０ページほどが「医療従事者の皆さんへ」ということで「それ以外は絶対に見ないでください！」とか書いててそれはどうかと思った。お金出して本を買っとるんやで。読むなってなんだよ。なんかブログに書いてURL載せるとかそういうのにしようよ… ムカつくから読んでやった。

2021/01/27

読みやすく、わかりやすく、おもしろかったです。

なぜ、診断名ではない「シャムズ」についての本を書き、多くの人に知ってもらおうとしたのかが、わかりやすく紹介されていました。

ユーモアがあって、和みました。
コロナ禍の中でもやっていけそうだ、と希望を感じることができたのが最大の収穫でした。