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外来生物のきもち
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外来生物のきもち

大島健夫(著者)

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外来生物のきもち

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 メイツ出版
発売年月日 2020/06/05
JAN 9784780423365

外来生物のきもち

¥1,760

商品レビュー

5

4件のお客様レビュー

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2021/08/31
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 面白い本でした。外来種に関する本は何冊か読んだことがありますが,こういう視点で書かれた本は初めてです。  どういう視点かというと…特定外来種のカミツキガメさんが,ほかの外来種の所へ行って,いろいろとインタビューをするという設定になっているのです。その会話を通して,外来種たちがいつ頃日本に来て今どういう状況にあって,それは一体だれのせいなのか…人間のせいなのですが…を説明してくれています。そのインタビューにはユーモアもあり,本が苦手な神さんも,机に置いておいた本書を手に取り興味を持って読んでいました。  最後の方には,日本から外国へ行ったマメコガネにもインタビューをしています。  〆に選んだのはアメリカザリガニさん。やはり外来種の王様ですよね。もうずいぶん前から子どもたちの遊び相手でもありますし。近々,特定外来種に指定されるのではないかと思います。さて,そのアメリカザリガニの言葉です。 私はね,少し長生きしすぎたようですよ…。同じ場所で長く生きていると,いろんなことが見えてきてしまいます。この谷の田んぼはね,終わる時が来たんです。人間たちの動きを見ていれば,それはわかります。来年には耕作がやめられることでしょう。2,3年のうちには荒れ地となり,やがては在来だろうが外来だろうが,全ての水生生物が棲むことができなくなります。幸運にも,年寄りの私はそんな日を見ずにすみそうですが…若い子たちは辛い思いをすることでしょうね。(本書,p.156)  さらに… ねえ,カミツキガメさん。そんなことを放っておくこの国に,未来があると思いますか。自分たちが食べるものを生産する営みを守ろうとせず,自分たちの住む土地が崩れてゆくのを止めることもできない人間たちに,未来があると思いますか?(同,p.157)  さてさて,本当に日本の原風景を壊しているのは,一体だれなのでしょうかね。  

Posted by ブクログ

2021/08/23

面白かった。 かわいいは怖い。 外来生物の気持ちになって考えたことはなかったので、人間への辛口批評に返す言葉もなく、ごもっともでした。

Posted by ブクログ

2021/07/12

様々な外来生物が、カミツキガメのインタビューに答えるという形で、日本に来た経緯や拡散した理由が書かれており、どのようにして今のような状況になったのかがとても分かりやすかった。また、持ち込んだ自分達人間の責任についても、色々考えさせられた。

Posted by ブクログ

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