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自己矛盾劇場 「知ってる・見えてる・正しいつもり」を考察する
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自己矛盾劇場 「知ってる・見えてる・正しいつもり」を考察する

細谷功【著】

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自己矛盾劇場 「知ってる・見えてる・正しいつもり」を考察する

1,980

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 dZERO
発売年月日 2018/12/21
JAN 9784907623265

自己矛盾劇場

¥1,980

商品レビュー

3.5

21件のお客様レビュー

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2025/01/12

コンサルタントである細谷功氏による一冊です。 本書は、著者がこれまで一貫して考察してきた「抽象化」や「メタ認知」といったテーマを軸に、人間が抱える自己矛盾の本質を掘り下げています。『具体と抽象』や『無理の構造』に続く三作目として、より深い哲学的視点を提示している点が特徴です。 ...

コンサルタントである細谷功氏による一冊です。 本書は、著者がこれまで一貫して考察してきた「抽象化」や「メタ認知」といったテーマを軸に、人間が抱える自己矛盾の本質を掘り下げています。『具体と抽象』や『無理の構造』に続く三作目として、より深い哲学的視点を提示している点が特徴です。 前半では、自己矛盾の定義とその回避不可能性について論じられます。「自己矛盾は、メタ的な思考と現実とのギャップから生じる」といった指摘には深く納得させられます。さらに、著者は「言葉」と「行動」の不一致や、「知っているつもり」の中に隠された無知といった事例を挙げ、日常的な矛盾をメタ的に解説しています。その結果、誰もが経験する問題として自己矛盾をより身近に感じられる内容になっています。 後半では、自己矛盾にどう向き合い、活用していくべきかという実践的なヒントが紹介されています。自己矛盾が「人間の知的能力の限界」に起因することを踏まえつつ、それを否定的に捉えるのではなく、ポジティブなエネルギーに変換する手法が示されているのが印象的です。「自分のことを棚に上げる」「他人だから気づけることがある」「自己矛盾を抽象化して学びに変える」――これら3つの視点は、シンプルながらも深みがあり、「たしかに」と頷かされます。 本書の重要なメッセージは、「自己矛盾は人間の抽象化やメタ認知能力と表裏一体であり、完全に克服することはできない」という現実を認識することにあります。矛盾を無理に否定するのではなく、それを自覚することこそが知的成熟への一歩だという考え方には、大いに共感しました。読後、自分や他人の矛盾を捉える視点が変わり、それが理解と寛容を生むことに気づかされます。 また、細谷氏の文章は難解になりがちなテーマを親しみやすく、ユーモアを交えて解説している点が魅力です。具体例を用いて矛盾を考察していく展開は、「あるある」と共感できる場面が多く、肩の力を抜いて楽しめました。 感想 本書を通じて、笑いや寛容が問題解決の本質になることを実感しました。自分自身を見つめ直す良い機会となり、今後はこの「滑稽さ」を温かく受け入れる気持ちを大事にしていきたいです。

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2024/09/27

自己矛盾から逃れることはできない。 自己矛盾に気づくこと。自分は何も知らないと知ること。そのための例がたくさん挙げられている。

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2024/02/14

メタ認知や抽象化は仕事でも人間関係でも思考でも非常に大切なのだが、この本は重箱の隅をつつく内容が多かった。 例えば、採用条件の学歴不問が学歴への強烈な意識の裏返しとあるが、 採用側からすれば学歴不問にしないと 応募数が大量に減るわけで、それ以上の意味はないのである。 このような...

メタ認知や抽象化は仕事でも人間関係でも思考でも非常に大切なのだが、この本は重箱の隅をつつく内容が多かった。 例えば、採用条件の学歴不問が学歴への強烈な意識の裏返しとあるが、 採用側からすれば学歴不問にしないと 応募数が大量に減るわけで、それ以上の意味はないのである。 このような例が他にもあり、決めつけが多い印象を受けた。 メタ認知の本としてはあまりよろしくないかな。 あくまで自己矛盾劇場の本として読みましょう。

Posted by ブクログ