商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 光文社 |
発売年月日 | 2020/05/13 |
JAN | 9784334754259 |
- 書籍
- 文庫
戦争と平和(2)
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戦争と平和(2)
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商品レビュー
4.5
8件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ピエールの決闘、フリーメイソンへの入信、ドーロホフとニコライの賭け勝負、アンドレイの帰宅、妻の死、子供の生誕、アンドレイとピエールの再会、など盛りだくさん。 トピックを思い起こすだけでストーリーが立ち上がってくる。1よりだいぶ物語が加速。面白い!
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第1部第3編、第2部第1・2編収録。 己の利益や名誉、信念のため、それぞれが自分の信じた道を進んでいっています。 結婚・決闘・賭けなど、様々な場面で大勢の人物たちの思いが交差し、複雑なストーリーになっています。 個人的にはデニーソフが今後どのようになっていくかが気になります。 ど...
第1部第3編、第2部第1・2編収録。 己の利益や名誉、信念のため、それぞれが自分の信じた道を進んでいっています。 結婚・決闘・賭けなど、様々な場面で大勢の人物たちの思いが交差し、複雑なストーリーになっています。 個人的にはデニーソフが今後どのようになっていくかが気になります。 どの登場人物も個性があって、応援したくなる人物や親目線で読んでしまう人物などがいます。 次巻も楽しみです!
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2冊目のクライマックスは、フランスのナポレオンとロシアのアレクサンドル皇帝の調印式。 ナポレオン皇帝は、フランス革命の産物。 離島生まれで身分が低く、従来なら要職に登用されない彼が、フランス革命によって立身出世、さらには周辺国との戦争にも次々と勝利する。 一方のアレクサンドル皇...
2冊目のクライマックスは、フランスのナポレオンとロシアのアレクサンドル皇帝の調印式。 ナポレオン皇帝は、フランス革命の産物。 離島生まれで身分が低く、従来なら要職に登用されない彼が、フランス革命によって立身出世、さらには周辺国との戦争にも次々と勝利する。 一方のアレクサンドル皇帝は、ロシアロマノフ王朝の血統。 生まれながらに広大なロシアを治める統帥である。 その二人が、同じ『皇帝』の称号で対等に顔を合わせる。 そしてこのとき、ナポレオンもアレクサンドル皇帝も、それから100年余後にロシアで革命が起こることを知らない。 それどころか、著者のトルストイさえもそれを知らずにこの物語を書いているということに、神がかり的なものを感じた。 この物語は、革命前のロシアにおいて革命前の出来事について書かれているのだということを、改めて思わせられる場面であった。 我々はもはや、革命後の時代、その社会と価値観の中にしか生きられない。 過去は二度と来ない。 革命が起こる前の時代に戻ることもなければ、革命を知らない時代を生きることも二度とない。 トルストイが繊細な描写でしつこいほどに描く、皇帝の神々しさ、また皇帝への尊敬や愛情は、失われて二度と取り戻せないのだ。
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