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日本再生の基軸 平成の晩鐘と令和の本質的課題
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日本再生の基軸 平成の晩鐘と令和の本質的課題

寺島実郎(著者)

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日本再生の基軸 平成の晩鐘と令和の本質的課題

1,870

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 2020/04/09
JAN 9784000614030

日本再生の基軸

¥1,870

商品レビュー

4.5

5件のお客様レビュー

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2021/12/16

寺島さんの「工業生産力モデルに立つ通商国家からの進化」を、現在の日本は工業社会から情報産業社会への転換に失敗しつつあると理解した。粗雑な工業生産モデルの緻密化に血道をあげている間に、情報産業社会の新しい段階に適応できなかったのだ。人類の自己実現の最終段階である情報産業社会はさらに...

寺島さんの「工業生産力モデルに立つ通商国家からの進化」を、現在の日本は工業社会から情報産業社会への転換に失敗しつつあると理解した。粗雑な工業生産モデルの緻密化に血道をあげている間に、情報産業社会の新しい段階に適応できなかったのだ。人類の自己実現の最終段階である情報産業社会はさらにさらに進展していくだろうから、GAFAを追いかけるだけでなく次の段階をにらんで準備をすることが必要だ。世界はプラットフォームの構築の競争の段階にあるが、脳・神経系産業の興隆によって、人間の5感が開発され、あらゆる産業が情報産業化するコンテンツ創造の段階には至っていない。情報産業社会の本番は今からだ。 高齢化社会については、参画がキーワードになる。人生100年時代に団塊の世代がどう向き合うかが大事なポイントになるだろう。日本人の先達たちがどのように高齢まで生きて情報を生産してきたかというモデルの発掘が大事になると思う。「遅咲き」などのテーマを追っているわたしの「人物記念館の旅」(900館超)や、「名言との対話」(1500人超)を役に立てたいと思う。 日本人の精神については人物記念館の旅や読書でわたしも追ってきた。二宮尊徳は「神道一さじ、儒仏半さじづつ」と言っている。新渡戸稲造は「日本は、仏教と神道と儒教の混合体である」「仏教では慈悲心を学び、神道からは忍耐心を学び、儒教からは道徳心を学んだ。これが武士道である。これが日本の精神だ」と語っている。森嶋通夫は「皇室は神道、政府は儒教、庶民は仏教。3つの倫理体系の伸縮的な組みわせが日本の発展に寄与した」と説明している。 戦後日本が築いてきた平和主義、民主主義を大事に守り、育てていくことが重要だ。それがアジアや世界に向けての強いメッセージになる。「何をするかわからぬ男に任せゐる一国のことも職場のことも」というアララギの歌人・柴生田稔の歌を思い出している。

Posted by ブクログ

2021/11/06

寺島実郎の話を一度聴いてみたいと思っていたが、中々その機会に恵まれない。そこでこの本に巡り会った。三年前に書かれた本だが、今と左程変わりない。古さが感じられない。 世界の中で日本が益々米国の代弁者になっていく。そして、アジアの中でも、孤立する国になりつつある。実体経済を無視した超...

寺島実郎の話を一度聴いてみたいと思っていたが、中々その機会に恵まれない。そこでこの本に巡り会った。三年前に書かれた本だが、今と左程変わりない。古さが感じられない。 世界の中で日本が益々米国の代弁者になっていく。そして、アジアの中でも、孤立する国になりつつある。実体経済を無視した超低金利政策。日本は今世界の中で何番目?なんて言えなくなる。 寺島に偏る訳ではないが、広い視野が必要。未来を明るくする心が必要と思う。

Posted by ブクログ

2020/10/26

日本の将来を考える上で大変参考になる内容でした。自分の頭で考え、筋道の通った道を拓く強い意志が必要と。

Posted by ブクログ

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