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怪談に学ぶ脳神経内科
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怪談に学ぶ脳神経内科
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商品レビュー
4.3
4件のお客様レビュー
霊視に金縛りにドッペルゲンガー――。古典や文学には、怪談や怪奇といった分野に分けられる、不思議な現象の描写を綴った作品が数多ある。それらを脳神経科学の目で考察したら、どのような所見ができるのか。脳神経内科を専門とする医師が、数多の資料を紐解きながら怪異を脳科学の視点から分析を試...
霊視に金縛りにドッペルゲンガー――。古典や文学には、怪談や怪奇といった分野に分けられる、不思議な現象の描写を綴った作品が数多ある。それらを脳神経科学の目で考察したら、どのような所見ができるのか。脳神経内科を専門とする医師が、数多の資料を紐解きながら怪異を脳科学の視点から分析を試みる! 多数の専門用語が飛び交う本文に抵抗感がある人がいるかも知れないが、一部とはいえ怪異を科学の視点から肯定するという内容は、"体験者の主張を否定せず どういうことになればそれが起こり得るか"という、オカルトへの、科学の誠実な干渉の仕方を示している。 それは、体験者が語る怪奇体験を聞く者が認知症や見間違いなどと一蹴することを防止し、ひいては病気の初期症状を見逃す恐れも防止できる。なにより、"怪異を肯定することが当事者の精神的ケアになることもある"という指摘(第10章)は軽んじてはならないだろう。 本書と某実録系オカルト漫画を比較すると、活発化することで幻覚を見やすくなる部位と霊能者が霊視する時に活発になる部位が同じ、擬似的に体外離脱体験できる部位とおばけを感じる部位が同じ、ということが確認できるので、いずれは脳が怪異を認知する仕組みも解明されるかもしれない。
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座敷童子、ろくろ首、幽体離脱などオカルトや怪異とされた現象を脳神経内科の眼で見つめ直す本。医学の専門用語が並びますが読み物として非常に面白く怪奇幻想文学を新たな視点で読む事ができそうです。いやあ、実に良い本でした。
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- ネタバレ
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「うらめしや~」の手が末端神経障害、とか。おもしろそうなんだけど、いかんせん専門用語なのか未知の単語がゴリゴリ出てきて、第1章で挫折しました…(涙)
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