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セヘルが見なかった夜明け
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セヘルが見なかった夜明け

セラハッティン・デミルタシュ(著者), 鈴木麻矢(訳者)

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セヘルが見なかった夜明け

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 2020/04/01
JAN 9784152099327

セヘルが見なかった夜明け

¥2,090

商品レビュー

3.8

10件のお客様レビュー

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2023/12/01

政治家が刑務所から出した本、と聞いて、この本の内容は予想外だった。 女性によりそい、弱者によりそい、ユーモアもあり、しかし残酷さを直視している。 こういう本を読んで損はないと思う。

Posted by ブクログ

2021/11/16

囚人が刑務所内で執筆した短編集といえばOヘンリーが浮かぶが、こちらは現在も勾留中のトルコの政治家にして作家。そのためか最初は重くて暗い現実が突きつけられる物語が続く。特に表題作は衝撃的。頁を繰る手も重くなったが後半は明るい終わり方や希望を持てる作品もありホッとする。主人公の男女の...

囚人が刑務所内で執筆した短編集といえばOヘンリーが浮かぶが、こちらは現在も勾留中のトルコの政治家にして作家。そのためか最初は重くて暗い現実が突きつけられる物語が続く。特に表題作は衝撃的。頁を繰る手も重くなったが後半は明るい終わり方や希望を持てる作品もありホッとする。主人公の男女の書き分けも巧み。トルコだけでなくシリア、そして出自のクルドまで広く目配りがされた作品が並ぶ。心に残ったのは表題作の「セヘル」の他「掃除婦ナっち」「黒い瞳によろしく」「にんぎょひめ」「アレッポ挽歌」「ああ、アスマン!」「歴史の如き孤独」。本国では出版されてないかと思ったら出版されていて20万部以上売れたらしい。本作以降2冊出版されており、是非これらも翻訳されることを望む。原題は『セヘル』。翻訳がなぜこのタイトルなのかと思ったら英語版のタイトルは『夜明け』だった。原書の表紙が兄弟の手による絵だということなのでどこかで生かして欲しかった。

Posted by ブクログ

2021/09/10

厳しい…。 でも、現実を留めておこうとすると こういう物語になるのか。 短編集なので すべてが厳しい話ばかりではないのが ちょっと救われたかも。

Posted by ブクログ

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