商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 小学館 |
発売年月日 | 2020/03/25 |
JAN | 9784093865708 |
- 書籍
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羊の国のイリヤ
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羊の国のイリヤ
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商品レビュー
3.8
7件のお客様レビュー
健美フーズに勤める入矢は会社の食品偽装を知り、知り合いの記者に情報をリークする。が、社内闘争に破れ、子会社に飛ばされた。そこでのパワハラを公にしようすると、やってもいないのに、パソコンに児童ポルノをダウンロードしたとして逮捕される・・・娘は半グレに拉致され・・・会社をクビになり、...
健美フーズに勤める入矢は会社の食品偽装を知り、知り合いの記者に情報をリークする。が、社内闘争に破れ、子会社に飛ばされた。そこでのパワハラを公にしようすると、やってもいないのに、パソコンに児童ポルノをダウンロードしたとして逮捕される・・・娘は半グレに拉致され・・・会社をクビになり、留置所で知り合った者を頼った先では今まさに殺人が行われようとしていた・・・殺し屋四科田のストイックな生き方を見習い・・・ 最初はかったるいなと思っていたら、ウエスタンラリアットをガツンとくらった。途中から激しく面白くなる。大薮春彦原作、村川透監督、松田優作主演の映画を彷彿とさせる 。 果てしない暴力と怨念で、羊としてぬるま湯に生きるイリヤが再生+四科田の哲学の物語だった。 「この世は自分以外になにもない。あんたは自分の人生という映画を観ている、たった一人の観客だ」 「世間のこたあ、どうでもええ。客観ちゅうのは想像上の主観や」 「過去は記憶、現在は感覚、未来とは想像だ」 「恐怖も苦痛も実体はなく、意識の範疇にある。意識の範疇にあるものは意識で制御できる。苦痛とは、物質である肉体が非物質である意識に影響して起きる。意識もまた肉体に影響を与える。ストレスからくる病がその典型だ。恐怖や苦痛を克服するには、意識と肉体のつながりを断ち切ればいい。それには死を覚悟することだ」
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12月-10。3.5点。 平凡な食品メーカーのサラリーマン、出向→冤罪での退職と転落の一途。 大学生の娘が詐欺に遭い、救出のために奔走するが。。 面白い。スピード感あり、冴えないサラリーマンの変貌ぶりが凄い。あっという間に読んだ。
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