1,800円以上の注文で送料無料
パラ・スター〈Side 宝良〉 集英社文庫
  • 新品
  • 書籍
  • 文庫
  • 1225-01-01

パラ・スター〈Side 宝良〉 集英社文庫

阿部暁子(著者)

追加する に追加する

パラ・スター〈Side 宝良〉 集英社文庫

825

獲得ポイント7P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社
発売年月日 2020/03/19
JAN 9784087440911

パラ・スター〈Side 宝良〉

¥825

商品レビュー

4.4

56件のお客様レビュー

レビューを投稿

2026/03/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 車いすテニスプレーヤーの宝良のお話。side百花を読み終わった勢いで一気読みしちゃった。  百花から見た宝良は、クールでかっこいいヒーローって感じだったけど、思ったよりも弱気なことも多い人間味のある(?)子だったんだなーと思った。強気な発言しかしない子だな、と思ってたけど内心は色々で、それを乗り越えた上での強気な発言だったんだな、と。  登場人物いい人しかいない。宝良と百花はもちろんだし、テニス仲間も宝良の会社の人も、新旧コーチも!みんないい人!!  強いというのは何度でも自分の弱さから立ち上がるということ、と宝良はみちるちゃんに言ってたけど、それを体現していて立派だなと思った。  あとは、side百花よりも選手に合わせた車いすをどう作るのかとか、試合のシーンもがっつりあって車いすテニスがどういうものなのかちょっと分かった気がする。車いすユーザーの世間からの見られ方とか、パラスポーツができる機会、出会う機会の恵まれなさとかとかも、考えさせられた。東京パラリンピックから時間が経って、まさに私自身の関心が薄くなってたなと思った。side百花の感想にパラリンピックを真剣に見ていた時期があってって書いたのがまさにそう。女王はSNSの使い方が上手だな、と思った。ここしかない!というタイミングを撮って投稿することで、自分の伝えたいことを伝えられるってすごいことだなと思う。自分が選手として注目され続けるっていうのは大前提になるし。考え方も達観してる(?)。 みちるちゃんもだったけど、大人な人が多いなと思った。好奇の目にさらされたり、遠巻きにされたり、同情されたりでなんか諦めみたいな感じなのかな、と思った。  最後のシーンで百花と小田切さんが観客席にいたら、誰がリペア班やるの?有力な車いすメーカーがリペアに参加しないなんで不自然じゃないか?と思ってしまった。  百花はどんどん強くなる宝良に追いついて、いつか宝良に最高の車いすを作りたいと思ってて、宝良は百花が作る最高の車いすに見合う選手になりたいと思ってるところもだし、お互いのことをヒーローだと思い合えるなんて素敵すぎる。 宝良はすごくドライな付き合い方をするけど、百花の頼みは何であろうと最大限実現すると決めているとか、どこにでも助けに行くとか、一番大事な友達とか、本当はすごく百花のこと大事に思ってるんだだなと感動! どんな時でも、お互いのためを思って行動していて素敵。なんだかんだどちらも愛が重くて好き!

Posted by ブクログ

2026/01/29

車いすテニスで世界を目指す「宝良」と、それに見合う最高の競技用車いすを製作したい「百花」の2人が中心となる物語。今回はside宝良。先にside百花も感動しいたが、こちらも勝るとも劣らない内容。 side百花では宝良の強さが印象に残ったが、こちらではその裏にある苦悩、弱さにもス...

車いすテニスで世界を目指す「宝良」と、それに見合う最高の競技用車いすを製作したい「百花」の2人が中心となる物語。今回はside宝良。先にside百花も感動しいたが、こちらも勝るとも劣らない内容。 side百花では宝良の強さが印象に残ったが、こちらではその裏にある苦悩、弱さにもスポットがあたり、宝良をますます応援したくなる。 中盤からはパラオリンピックが舞台となるが、車いすテニスの激しさの描写がリアルで、本当に手に汗握る展開。対戦相手も人間らしさを然りと描いており、特に世界No.1の七條玲選手が非常に魅力的。彼女を通して車いすテニスの現状に切り込むことも忘れない。 個人的に百花と宝良のプロ意識が随所に描かれるところが好きで、物語がぐっと引き締まるようにも感じた。 side百花、side宝良、どちらも素晴らしい作品であった。大満足。

Posted by ブクログ

2025/12/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

side百花、side宝良両方読むと、ふたりは真逆のタイプなのにお互いが唯一無二で親友を超えた存在なのが伝わりました。 宝良は普段はそっけないのに、百花が呼ぶなら世界のどこでも助けに行く。と言い切る愛が重めなところがすきです。 準決勝の前夜に七條選手と宝良が話すシーンは、読みながらひとりの車いすテニス選手のことを思い出しました。 その方はパラリンピックの試合の前日、SNSで「明日の試合はテレビ放送はないらしいです。何のためにメディアに出演してきたかわからなくなりそう。」と投稿されていました。 確かに始まる前は特集が組まれ、注目選手がたくさん紹介されていたのに、実際始まるとやはりパラリンピックはオリンピックほど注目されていません。 それでも世界に挑戦し続ける人、パラスポーツを広めるために尽力する人達のおかげでやっとここまで認知されたのだと思います。 スポーツ選手として勝つことが大前提の世界で、その先にあるパラスポーツの未来を考えている人が実際にいるということ、そうせざるを得ない現状があることに考えさせられました。 七條選手も宝良も、志摩さんも小田切さんも百花も、みんなが自分の今やるべきことを全うして仕事に誇りを持っている姿がかっこよかったです。 登場人物みんな素敵でした!宝良の会社の失礼な部長以外は!笑 次のパラリンピックが待ち遠しいです。

Posted by ブクログ