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たこ焼きの岸本 ハルキ文庫
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たこ焼きの岸本 ハルキ文庫

蓮見恭子(著者)

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たこ焼きの岸本 ハルキ文庫

726

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 角川春樹事務所
発売年月日 2020/03/14
JAN 9784758443296

たこ焼きの岸本

¥726

商品レビュー

3.3

20件のお客様レビュー

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2024/11/16

大阪は住吉でたこ焼き屋を営む岸本十喜子。夫には先立たれ、一人息子は10年前に家を飛び出して行方知れず。近所の年寄りを相手にほそぼそとたこ焼きを焼いている。ある日、育ちの良さそうな小学生が物欲しげにたこ焼きを覗き込んできた。その男の子にたこ焼きを上げて数日後、息子がいなくなったと母...

大阪は住吉でたこ焼き屋を営む岸本十喜子。夫には先立たれ、一人息子は10年前に家を飛び出して行方知れず。近所の年寄りを相手にほそぼそとたこ焼きを焼いている。ある日、育ちの良さそうな小学生が物欲しげにたこ焼きを覗き込んできた。その男の子にたこ焼きを上げて数日後、息子がいなくなったと母親が怒鳴り込んできて…。 テレビドラマ的な紆余曲折を楽しむタイプのアンソロジー的な小説5本。小学生の失踪、寸借詐欺の犯人探しなど、ちょっとした事件を解決するのかと思いきや、失踪した息子らしき人物が出てきてから流れが変わっていく。 話自体はよくある系統のドラマ仕立てのものであり、ストーリー自体はだいたい飲み込みやすい。ただ、事件も含めて、動機などが後付で作られているため、話を書きたいから事件を起こしたという印象が強く、結局何のために商店街の喫茶店を借りる借りないの話になったのかというところなど、消化不良に感じる部分も多い。 また、女性作家らしいダメなところとして、作者の頭の中にある登場人物像が、ストーリー展開の中から読者に伝わらず、突然、香織が出てきて、幸代が出てきてと、読みながら、はて誰やっけな?と感じる部分が、特に前半に多かった。名字だけ名前(姓名の名)だけで書かれても、読者はフォローできんのよ。 後半のストーリーを書きたかったのだろうけど、そのあたりになると、今度はディテイルがボロボロになってきて、書き下ろし小説の悪い部分が見え隠れする。 うーん、まあ、暇つぶし程度の本かね。多分半年くらいで内容を忘れるなこれ。

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2024/04/22

大阪のお節介なおばちゃんと、それを取り巻くお節介な近所の人たちの話。 余計なお世話は昭和の人情。 途中から息子の話ばかりで、少し退屈してしまった。

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2023/04/30

幼い頃すみよっさんの近くに住んでいた。庭のようにすみよっさんの境内で、かくれんぼをしていた。そんな、懐かしさもあって読み始める。2020年の大阪ほんま本大賞を受賞している。 粉浜商店街も初辰さんも南海のちんちん電車も喜久寿のどら焼も全てが懐かしい。今すぐに訪ねたい。あー懐かしすぎ...

幼い頃すみよっさんの近くに住んでいた。庭のようにすみよっさんの境内で、かくれんぼをしていた。そんな、懐かしさもあって読み始める。2020年の大阪ほんま本大賞を受賞している。 粉浜商店街も初辰さんも南海のちんちん電車も喜久寿のどら焼も全てが懐かしい。今すぐに訪ねたい。あー懐かしすぎて、話が入ってこない。 下町のたこ焼き屋さんの家族の話。 男前の一人息子が、ふらっと出ていって、10年たって子供と一緒にふらっと帰ってきて、それに町の人も巻き込まれて、他人が関わる町のごたごた。昔はあったあったと独り言をいいながら、娯楽な一冊。

Posted by ブクログ

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