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ヒトの目、驚異の進化 視覚革命が文明を生んだ ハヤカワ文庫NF
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 早川書房 |
発売年月日 | 2020/03/05 |
JAN | 9784150505554 |
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ヒトの目、驚異の進化
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ヒトの目、驚異の進化
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商品レビュー
3.7
24件のお客様レビュー
本書は、4つの超人的な「視覚」の能力、すなわち、①色覚、②両眼視、③動体視力、④物体認識、の正体を突き止めようとする試みである。 第1章では、なぜ人間は色覚を進化させたのかが論じられる。従来は、人間が食べ物を探しているときに葉の背景から果実を区別するため、あるいは食べられる...
本書は、4つの超人的な「視覚」の能力、すなわち、①色覚、②両眼視、③動体視力、④物体認識、の正体を突き止めようとする試みである。 第1章では、なぜ人間は色覚を進化させたのかが論じられる。従来は、人間が食べ物を探しているときに葉の背景から果実を区別するため、あるいは食べられる若葉が見えるように進化してきたとの仮説が唱えられていた。それに対し著者は、肌の色の変化を見るために進化したのだと主張する。 第2章は、なぜ人間の両眼は前向きについているのか?が検討される。従来は立体視、奥行きを捉える能力に利点があると考えられてきた。著者は、障害物にさえぎられながらも、その向こうの知覚対象をみることができること、つまり大きな視覚認知領域を得ることができることに着目する。 (最新の研究成果に基づき、かなり詳しく説明がされているので、ここまではそれなりに理解ができたが) 第3章は、これまで研究されてきた様々な「錯視」の問題についての、統一的な説明原理が探求され、そして第4章は、解説の言葉を借りれば、「人間は自然界の事物を見るための視覚特徴をもとに文字をつくってきたのであり、それらの視覚特徴という観点から言えば、人間はみな同じ文字を読み書きしている」という。これを文字シンボルの「普遍分布」説というらしい。 何かすごいことが言われているということは分かるが、一読したくらいでは理解が追い付かない。最先端の研究というのはスゴイ、実に面白い!
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マーク・チャンギージー「ヒトの目、驚異の進化」読了。ヒトの脳の半分は視知覚に必要な計算を行う為に特化している。そのため普段気づきにくい目の驚異的な特性がある。それはテレパシー、透視、未来予測、霊読だ。なんとも超人めいた内容に戸惑ったが、魅力的な図解を元に、それらが色覚、両眼視、動...
マーク・チャンギージー「ヒトの目、驚異の進化」読了。ヒトの脳の半分は視知覚に必要な計算を行う為に特化している。そのため普段気づきにくい目の驚異的な特性がある。それはテレパシー、透視、未来予測、霊読だ。なんとも超人めいた内容に戸惑ったが、魅力的な図解を元に、それらが色覚、両眼視、動体視力、物体認識から発現するとの言説に大変感銘を受けた。
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人の目が凄いところが4点描かれている。どれも他の動物にない人間らしい進化によって特化されて来ていることが分かった。特に人の顔色を判別するために目が進化しているというところは、関係性を特に重んじる人間ならではなところだと思った。
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