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女であるだけで 新しいマヤの文学
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 国書刊行会 |
| 発売年月日 | 2020/02/27 |
| JAN | 9784336065650 |
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女であるだけで
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商品レビュー
4
10件のお客様レビュー
マヤ文学という珍しさに惹かれて読んでみたところ、結局どこの国だろうと酒乱男に虐待される女はいてそこんとこは何というか残念な気持ちに。普遍的ということ? 最近ディストピアフェミニズム(だっけ)なる小説も読んだんだが、そこでも「この状況を変えるためには団結」みたいなこと言ってた。なる...
マヤ文学という珍しさに惹かれて読んでみたところ、結局どこの国だろうと酒乱男に虐待される女はいてそこんとこは何というか残念な気持ちに。普遍的ということ? 最近ディストピアフェミニズム(だっけ)なる小説も読んだんだが、そこでも「この状況を変えるためには団結」みたいなこと言ってた。なるほど。女は共感力高いらしいしね。やっぱり女達が力を合わせることが事態を変える手段なのか、と思ったら女を救えるのは女しかいないのか? 女であるだけでというこの作品、女として生まれたスティグマみたいなことが書いてあって、もう根底から覆せない運命論みたいなことな気がしてくる。話の内容とは関係なくちょっと絶望。
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先住民。女性。という二重の差別についての話。 法は万能じゃないってことを感じた。 作者はこの物語を描くために法学部で学んだらしい。熱量がすごいな。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
2021/09/23 読了 以前、日経新聞の書評頁で紹介があり、気になっていた本。 ジャンルとしては「先住民文学」というものになる。 なるほど、作者は史上初のマヤ語先住民女性作家なのか! 先住民文学というものは初めて読んだ。 やはり、今までの経歴や環境が全く異なる人の作品は目新しくて面白い!! そして、一番心に残ったのは冒頭ではあるが、次の部分だ。 記者からの「あなたが犯したのと同じ罪で服役している人たちがいます。(中略)先住民ではないというだけで、刑を全うしなければなりません。あなたは先住民であるがゆえに自由の身となったわけですが、あなた自身はこれを正当な恩赦だとお思いですか」という質問に対しての回答。 「あたしが事故で死なせた男はあたしの体と心を痛めつけていたのに、あんたの言う法は何もしてくれなかったんだ」(中略)「あんたの言う法とやらをきちんと機能させるにはどうすればいいのか教えてもらいたいものだね。」 という部分。 いくら形が整っていても、周囲の価値観や雰囲気で助けてもらえないことなんて多々ある。 きっとこの本と似た内容のことは、向こうではそこまで珍しくもないことなのだろう… 生まれがマイノリティであるというだけで生きていくのがいかに大変か、そしてそれが直視されにくい世界となっていると考えさせられる本であった。
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