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カラヴァッジョ《聖マタイの召命》 一枚の絵で学ぶ美術史 ちくまプリマー新書345
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カラヴァッジョ《聖マタイの召命》 一枚の絵で学ぶ美術史 ちくまプリマー新書345

宮下規久朗(著者)

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カラヴァッジョ《聖マタイの召命》 一枚の絵で学ぶ美術史 ちくまプリマー新書345

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 2020/02/05
JAN 9784480683694

カラヴァッジョ《聖マタイの召命》

¥1,045

商品レビュー

4.2

5件のお客様レビュー

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2022/02/18
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※このレビューにはネタバレを含みます

プリマー新書として安心して人に勧められる。 『聖マタイの召命』の画中の5人の俗人のうち、 マタイは誰を指すのか? 広い視野で考察しているのが好印象。 特に時代背景・西洋画での身振りのお約束だけでなく、 絵の注文・制作の経緯から考察しているところに説得力を感じた。 限られた紙幅でカラヴァッジョの生涯はもちろん、 カトリックとプロテスタントとの仕事に対する姿勢の違いや、 キリスト教と仏教(日本)との臨終に望む姿勢の違いまで書かれていた。 カラヴァッジョの描く宗教画は遠い昔の出来事ではなく、 現実世界におけるリアルな幻視。 現地の光源を生かしたカラヴァッジョの技術とセンスに脱帽。 つまり我々もマタイでありパウロでありラザロでありうるという考え方は面白い。 マタイがどの人物かという議論も面白いけれど、 マタイの召命の時点では ペテロが未だ不完全な存在であるという指摘が印象的。

Posted by ブクログ

2022/02/09

題材になっとるのに誰がマタイなのか分からんの面白いでしょ。 こんだけ教えを読み取ってすごい作品ばっか描いてたのに本人はチンピラだったのどういう人生観だったんだろ。本人は召命は果たせたのかな。

Posted by ブクログ

2020/10/04

聖マタイの召命は、ローマに行ったら必ず観に行ってほしい絵です。教会の祭壇に向かって左手奥にあります。 初めて見たとき、胸を打たれて、暫く動けませんでした。 宮下さんの書かれた本を読みながら、またこの絵のことを思い出しています。 我が家には、ローマの教会で買ってきた、聖マタイの召...

聖マタイの召命は、ローマに行ったら必ず観に行ってほしい絵です。教会の祭壇に向かって左手奥にあります。 初めて見たとき、胸を打たれて、暫く動けませんでした。 宮下さんの書かれた本を読みながら、またこの絵のことを思い出しています。 我が家には、ローマの教会で買ってきた、聖マタイの召命のポスターが、いつも壁に貼ってあります。 今回、この本を読んで、美術史から見ても、この絵は革新的な絵なのだということがわかりましたが、私はむしろ、著書のこの絵についての深い愛に、共感しました。 私自身、西洋美術が大好きで、好きな絵はたくさんあるのですが、この絵は生涯の一枚だと、信じています。 絵の中で、どの人物がマタイか、という問題があることを知り、逆に驚いています。 直感的に、左の若者以外、私の中ではありえなかったからです。 荒んだ心に射し込んだ一筋の光。 マタイが、自分が呼ばれたと確信し、迷わず立ち上がって、イエスについていく、その直前の場面です。 召命とは、と尋ねられたら。 この絵を見れば、この絵の中に、全てが込められていると、私は思います。

Posted by ブクログ

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