商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社／発売会社 | 書肆子午線/ツバメ出版流通 |
| 発売年月日 | 2020/01/25 |
| JAN | 9784908568251 |
- 書籍
- 書籍
眞鍋呉夫全句集
商品が入荷した店舗：店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
眞鍋呉夫全句集
¥2,970
在庫なし
商品レビュー
5
1件のお客様レビュー
小説家の真鍋呉夫は俳人としても名高い。幻想の世界に遊ぶ俳句は、しばし現し世を忘れさせてくれる。しかしその根底には、戦争体験や友の死という厳しい現実があった。「雪女見しより瘧（おこり）おさまらず」「若水の捩れて煙をあげにけり」「いのち得て戀に死にゆく傀儡かな」「朧夜の鬚根（ひげね）...
小説家の真鍋呉夫は俳人としても名高い。幻想の世界に遊ぶ俳句は、しばし現し世を忘れさせてくれる。しかしその根底には、戦争体験や友の死という厳しい現実があった。「雪女見しより瘧（おこり）おさまらず」「若水の捩れて煙をあげにけり」「いのち得て戀に死にゆく傀儡かな」「朧夜の鬚根（ひげね）がはえたドラム罐」「蹼（みづかき）の生えてめざめし月夜かな」「白魚の腸（わた）透き見ゆるあはれさよ」「春深くケサランパサラン増殖す」「雪女溶けて光の蜜となり」「われ鯱（しゃち）となりて鯨を追ふ月夜」「荒縄で己が棺負ふ吹雪かな」「死者あまた卯波より現れ上陸す」「雪女あはれみほとは火のごとし」「わが思ひ遥けしここに泉湧く」
Posted by 