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未来をつくる言葉 わかりあえなさをつなぐために
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未来をつくる言葉 わかりあえなさをつなぐために

ドミニク・チェン(著者)

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未来をつくる言葉 わかりあえなさをつなぐために

1,980

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2020/01/22
JAN 9784103531111

未来をつくる言葉

¥1,980

商品レビュー

4.3

40件のお客様レビュー

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2025/12/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

読みやすく、それでいてしっかりしていて、面白かった。またふとしたタイミングで読み直したいなあと思うような本。 一方で著者は自分の娘の誕生をきっかけに、様々な思考が広がっていくんだけど、あまりにも言及されるので、ちょっとウッてなってしまったかも。子供の誕生は人によってきっかけにはもちろんなりうるだろうけど、じゃあ子供持たない人はどうなの?特に持ちたくても持てなかった人は、、?て思ってしまって。。 とりあえず以下好きだったところ …現代において、コミュニケーションとは、自他の境界を明確に区切ることを前提にするものとされている。対話(ダイアローグ)とは、二人の人間の考えていることの差異、つまり「重なり合わなさ」によって駆動される形式だ。…(p.155) そこから能「定家」が言及されて笑、能の「共話」では、 …共話を介して一つの主体となったシテとワキが、そのまま背後の風景へと融け込んでいくイメージを喚起させる。…まさに自他、そして世界が重なり合う情景が、言葉にしがたいカタルシスをもたらす。(p.157) わたしたちはどうして、人間が自然世界に融け込んだり、その境界線上を行き来する夢幻能の描写に心を動かされるのだろうか?この認識論は、古代インドのバラモン教由来で密教に取り入れられた「梵我一如」という概念を連想させる(p.166) それでもわたしたちは、相手に届けられることなく儚く消え去っていく想いを、言葉として書き留めておくことができる。それは、相手には届くかどうかわからないという意味で、「祈ること」に似ている。(p.180) 思い出すという行為は、現在のなかに過去の経験を挿し込み、現在にフィードバックさせるものだ。その意味では、過去は終わらないし、未来の在り方にも関わってくる。いつからか、わた氏は死者の記憶を想起することで、死者が生者のなかで生き続けるという感覚を持つようになった。だから自分がいつか死んだとしても、生者のなかで生かされ続けられるかもしれないとも思えてくる。(p.194)

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2025/11/11

2025.11.07 ポッドキャスト「超相対性理論」で渡辺康太郎さんが話題に出す頻度が高かったので、購入した。 著者の紡ぐ軽やかなリズムの文章が好きだ。気持ち良い心地になって、スルスルと読んだが、もう一度振り返ってみると様々な主題の文章が絶妙に繋がりながら全体を奏でていることに...

2025.11.07 ポッドキャスト「超相対性理論」で渡辺康太郎さんが話題に出す頻度が高かったので、購入した。 著者の紡ぐ軽やかなリズムの文章が好きだ。気持ち良い心地になって、スルスルと読んだが、もう一度振り返ってみると様々な主題の文章が絶妙に繋がりながら全体を奏でていることに気付く。様々な国籍や育ちの背景を持つ方だからこそ、紡げる文章があると感じた。 人間は言語により世界の認識が変わる。環世界が変わる。 サピア=ウォーフ仮説:「特定の言語グループに属する人間にはその言語に固有の現実世界が立ち上がる」 なにより、言語が同じとしても、言語は頭の中で考えることのすべてを翻訳することはできないから、人間のコミュニケーションのスタート地点は「分かり合えないこと」なのだ。 完全には分かり合えない他者と自分が分かち合う方法の一つに共話がある。たしかに、日本人としては共和はすっと理解できる。社会人になって、述語を最後まで言い切ることを上司から指導されたが、きっとこれは共和のくせによるものだ。 能を例に出し、主体が環境や世界に溶ける、区別が曖昧になること。共に在ることとはそういうことなのかもしれない。「融ける」、「重なる」、そうして我々は共に在る。言語はそれを生み出す大事な一歩目のように思う。 --その他-- バグ:過去のコンピュータが真空管の蛾の死骸で動かなくなったことから

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2025/08/16

個人的部分的キモ: 「表現行為が自己のアイデンティティを創発する」p58 「生物の成長の歴史がそのかたちに表出することを、ベイトソンは「プロクロニズム」と呼んだ。」p90 「ベイトソンの情報観は、〜相互依存しているという認識に根ざしている」p107 「マーシャル・マクルー...

個人的部分的キモ: 「表現行為が自己のアイデンティティを創発する」p58 「生物の成長の歴史がそのかたちに表出することを、ベイトソンは「プロクロニズム」と呼んだ。」p90 「ベイトソンの情報観は、〜相互依存しているという認識に根ざしている」p107 「マーシャル・マクルーハンの『メディア論』〜『メディアはそれ自体がメッセージである』」p111 「人の皮膚の常在菌がぬか床に入り込むことが、独自の風味の形成に寄与する〜共に暮す人間たち自身の微生物叢の鏡像と化している。」p140 「共話という形式〜能楽の師匠である安田登さん」p155 「対話と共話 言語教育学者の水谷信子〜『共話』」p157 「親子の関係を、言語的相対論をモチーフに描いた、テッド・チャンの『Storyof Your Lif e』」p167

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