商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 2020/01/17 |
JAN | 9784087440713 |
- 書籍
- 文庫
あっけらかん
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あっけらかん
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商品レビュー
3.7
7件のお客様レビュー
よろず相談屋繁盛記 シリーズ 5 完結編 今回は、新吾が良い伴侶を得た話。 「破鍋に綴蓋」を表したいのだろうけど、 新吾と波乃のお見合いの席での、二人の会話は、白けるばかり。
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202110/よろず相談屋繁盛記シリーズ・めおと相談屋奮闘記シリーズ既刊全10作まとめて。毎回平積で新刊を見かけ気になっていたので読み始めることに。最初は、設定てんこ盛り(幼少時に大病、生き物の声が聞こえ会話できる、老舗料理店の長男、鎖双棍の使い手、相談屋と将棋会所を経営)だな~...
202110/よろず相談屋繁盛記シリーズ・めおと相談屋奮闘記シリーズ既刊全10作まとめて。毎回平積で新刊を見かけ気になっていたので読み始めることに。最初は、設定てんこ盛り(幼少時に大病、生き物の声が聞こえ会話できる、老舗料理店の長男、鎖双棍の使い手、相談屋と将棋会所を経営)だな~と思ったけど、主人公は勿論、登場人物達が生き生きと描写されているのでこの世界に入り込んで楽しめた。最初は使い物にならずぼんやりしてた小僧の成長ぶりやちゃっかりぶりも微笑ましい。相談事の内容や解決手法等、物語としてパッとしないものや偶然の産物だったりも多いし、自分の好みではない話(将棋会所で皆が艶話や与太話をただただ話すだけとか)もあるし、時代物とはいえ書いている今の時代にそぐわない描写や設定も感じるけど、総じて面白かった。「主人公と話してたら何故か解決してしまう」のと同様、とらえどころのないなんかわからない面白さもあった。 よろず相談屋繁盛記シリーズ(なんてやつだ/まさかまさか/そりゃないよ/やってみなきゃ/あっけらかん) めおと相談屋奮闘記シリーズ(なんて嫁だ/次から次へと/友の友は友だ/寝乱れ姿/梟の来る庭)
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〈よろず相談屋繁盛記〉シリーズ第五作。 前作で刀を持った浪人を見事撃退した一幕を瓦版に書かれ、すっかり有名人になった信吾。 実家の料理屋〈宮戸屋〉には見合い話が次々舞い込んだり野次馬もどきの上客が次々やってきたりして、その度に信吾を交えた宴会が行われる。〈宮戸屋〉としては商売繁...
〈よろず相談屋繁盛記〉シリーズ第五作。 前作で刀を持った浪人を見事撃退した一幕を瓦版に書かれ、すっかり有名人になった信吾。 実家の料理屋〈宮戸屋〉には見合い話が次々舞い込んだり野次馬もどきの上客が次々やってきたりして、その度に信吾を交えた宴会が行われる。〈宮戸屋〉としては商売繁盛でありがたいが、毎晩のように呼び出され同じ話を繰り返す信吾は堪らない。更には信吾に腕試しを挑む暇な部屋住み連中まで出てくる。 相変わらず信吾のそつなく嫌みなく捌いていく姿が完璧。腕試しで信吾を襲った連中から江戸留守居役というお役人たちまで心を鷲掴みされ仲良くなっていく。話としては面白味には欠けるが、今回は何と言ってもメインイベントがある。それは表紙絵にある通り信吾の祝言。 前作で二十歳そこそこの信吾に嫁取りなんて早いのでは?と思っていたが、三十歳で中年と呼ばれる時代、普通のことのようだ。 それに信吾の妻となる波乃、何とも現代的な娘さんなのだ。 正直な信吾は自分の病気…幼い頃の熱病の後遺症で時に記憶が抜け落ちること…を打ち明けても動じず、それどころか姉の祝言より先に家を出たい(この理由もまた現代的)ので信吾と一緒に住みたいと言う。 この時代、庶民ですら祝言を上げずに同棲するなんて好奇の目にさらされていたらしいので、大店のお嬢様ならなおのこと考えられない爆弾発言だったろう。 波乃お嬢様は勿論家事などしたこともない。そのため母親からお付きの女中を付けられ、新婚生活を送りながら家事を教わることにしたらしい。狭い将棋会所のどこに女中まで住む場所があるのか…と思っていたら、以前隣家が空き家になっていたことがここに上手く繋がり、そこを新居に出来た。 びっくりすることが多い娘さんだが、信吾との相性はバッチリ。二人の丁々発止なやり取りは家族が聞いていても微笑ましい。波乃の性格はともかく、夫婦関係は上手くいきそうだ。 この調子なら信吾の動物と話が出来る能力を打ち明けても大丈夫かも。 結局家族が折れて仮祝言を挙げられたので祝言後の新婚生活となり、やはり順風満帆なスタートだ。 その陰で少女棋士ハツちゃんの初恋は散ってしまった。このまま会所には来なくなるのか?と心配したが、気持ちも新たに将棋と向き合うようになってホッとした。 しかし信吾の超能力、パワーアップしている? そしてもう一人、以前一方的に信吾を好きになりながら一方的に袖にしたももお嬢様の番頭が再登場。現金なももお嬢様は、瓦版の影響で一躍スターになった信吾が再び気になりだしたらしい。とはいえ信吾はこの時点で仮祝言が決まっている。番頭を通じてそのことを伝えたところで終わったが、次作でももお嬢様が逆ギレして嫌がらせを仕掛ける…なんてことにはならないかと心配。それでもそこは信吾のこと、上手いこと乗り切るのだろうが。 シリーズ作品レビュー 第一作「なんてやつだ」 https://booklog.jp/users/fuku2828/archives/1/4087457753#comment 第二作「まさかまさか」 https://booklog.jp/users/fuku2828/archives/1/4087458288#comment 第三作「そりゃないよ」 https://booklog.jp/users/fuku2828/archives/1/4087458938#comment 第四作「やってみなきゃ」 https://booklog.jp/users/fuku2828/archives/1/4087440281#comment
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