商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 東京創元社 |
発売年月日 | 2020/01/10 |
JAN | 9784488290054 |
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商品レビュー
3.5
11件のお客様レビュー
弁護士アイゼンベルク第2弾。 恋人を遠隔操作で爆殺した容疑で、映画プロデューサーのユーディットが逮捕されてしまいます。 偶々目の前でその逮捕劇に居合わせたラヘルは、ユーディットから弁護を依頼されて渋々引き受けますが・・。 ユーディットが容疑者になった件の事件の経過と、5年前の...
弁護士アイゼンベルク第2弾。 恋人を遠隔操作で爆殺した容疑で、映画プロデューサーのユーディットが逮捕されてしまいます。 偶々目の前でその逮捕劇に居合わせたラヘルは、ユーディットから弁護を依頼されて渋々引き受けますが・・。 ユーディットが容疑者になった件の事件の経過と、5年前の女性惨殺事件とが交互に展開されるという構成は、前作同様ですが、2つの事件がどう繋がり合うのかも含めてグイグイ読ませるものがあります。 そして、前巻で示唆されていた“ラヘルの過去”もこの巻で明かされます。 前巻でのラヘルの元カレのハイコの匂わせ具合から、かなり深い闇なのかな、と思っていたのですが(しかもこの巻ではラヘルの娘のザーラにチクるという陰湿っぷり)、実際は確かに重いといえば重いですが“でも、これは事故の範疇だよね?”という印象でした。 それはさておき、本筋の方は勾留審査での検察側とのスリリングなやりとりや、話が進むにつれて明かされる意外な背景や繋がりへの持って行きかたもお上手で、特に終盤の手に汗握る展開は目が離せませんでした。 因みに今回、ラヘルとタッグを組んで真相を追うのは、地味だけど敏腕な探偵のバウムで、彼の“危ないから止めておけ”という警告をほぼ無視して危険に飛び込むラヘル。という感じで、何だかんだでラヘルにイニシアティブを握られていましたが、なかなかええキャラだと思うので、今後もレギュラーで登場してほしいと思った次第です。
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フェーア、2作目。前作と同じく、過去案件と原罪がクロスして行く・・見出しについている日付はかなりのキーになって行く。 更に弁護士の姉が30年前に眼前で事故死した心の傷も伏線に入ってくる。 弁護士のキャラは今回も好きになれず。 知的、やり手だけに男性と同じく「色を好む」の家、かつ...
フェーア、2作目。前作と同じく、過去案件と原罪がクロスして行く・・見出しについている日付はかなりのキーになって行く。 更に弁護士の姉が30年前に眼前で事故死した心の傷も伏線に入ってくる。 弁護士のキャラは今回も好きになれず。 知的、やり手だけに男性と同じく「色を好む」の家、かつての恋人、夫、部下とも恋愛関係で股がけ。 独逸の刑事裁判の進行は日本と大きく異なり、法廷サスペンスとしての取引が作品の大きな魅力?面白さに繋がっている。 日本ではありえない「弁護士が探偵を雇い、独自に調査を進め、裁判中にも情報がどんどん入ってくる」のは驚かされる。でもこの探偵、地味に面白い存在。 公判前の拘留審査に大きく絡む証人尋問、そして被疑者の身柄拘束云々を巡る駆け引き、シーラッハものを思わせる流石独逸サスペンス。
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いやあ、良かった。ドイツものは日本で読むのは難しいけど、これは読みやすいし、楽しい。謎解きも良いです。
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