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老乱 朝日文庫
935円
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 朝日新聞出版 |
| 発売年月日 | 2020/01/07 |
| JAN | 9784022649430 |
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老乱
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老乱
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商品レビュー
4.3
49件のお客様レビュー
「認知症介護のいちばんの問題点は、うまくいかない原因は認知症を治したいと思うことです」 現代の医者という存在は整形外科の医者も含めて“患者”の老いをキャンセルする存在として期待されているような気がする。 個人的に現代の医者には、「ずっと若々しく元気でいたい」という呪いを解く存在...
「認知症介護のいちばんの問題点は、うまくいかない原因は認知症を治したいと思うことです」 現代の医者という存在は整形外科の医者も含めて“患者”の老いをキャンセルする存在として期待されているような気がする。 個人的に現代の医者には、「ずっと若々しく元気でいたい」という呪いを解く存在でいてほしいと思う。 世にある医療エンタメはどうしても病を治す、というところに物語を見出すものが多いように思う。 病と向き合うこと、ひいては人と向き合うこと。 それが医療の物語です。
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認知症介護者は偉大な力を持っている。 それは東洋で言われてきた「孝」の力だ。 西洋なら「愛」のパワーだろう。 いずれも無償のエレメントである。 著者の先手必敗の考えには賛同できる。 症状もないのに早期発見は意味がない。 異常もないのに検査を受けてしまって 余計な不安を抱えることは...
認知症介護者は偉大な力を持っている。 それは東洋で言われてきた「孝」の力だ。 西洋なら「愛」のパワーだろう。 いずれも無償のエレメントである。 著者の先手必敗の考えには賛同できる。 症状もないのに早期発見は意味がない。 異常もないのに検査を受けてしまって 余計な不安を抱えることはゴメンだ。 手遅れで結構。生物は死すべき運命なのだから。
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なかなかズシっと精神的に重い本でした。しかし読んだ価値はある貴重な小説。 妻を亡くし78歳で独り暮らしをしている幸造さんが主人公であり、ヒシヒシと押し寄せてくる認知症への恐怖と、彼を取り巻く家族の心理状態の描写が非常に細かくリアルでした。久坂部羊さんは医師でもあるので、よく分か...
なかなかズシっと精神的に重い本でした。しかし読んだ価値はある貴重な小説。 妻を亡くし78歳で独り暮らしをしている幸造さんが主人公であり、ヒシヒシと押し寄せてくる認知症への恐怖と、彼を取り巻く家族の心理状態の描写が非常に細かくリアルでした。久坂部羊さんは医師でもあるので、よく分かった上で執筆しているのだろう。 幸造さんが単に老いを感じ始めてから、どんどん認知症が進行していく様が、彼の毎日書いている日記にあらわれはじめ、漢字が書けなくなったり、車をぶつけたり、孫の名前が思い出せなくなり…徘徊が始まり、免許や預金通帳を取り上げられ、家族がわからなくなり…病院に入院…その後、施設に入居する費用を捻出するために、息子夫婦が妻との思い出がたくさん詰まった家を売りに出す…仕方のないことだが、儚いものだ。 これから老いを迎える人、そしてその家族…生きている以上避けられない定めがあるが、心の準備をしているかどうかでも多少は違うのだろうか。問題作ではあったが、読んでよかったと思える小説でした。
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