商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 旬報社 |
発売年月日 | 2019/12/21 |
JAN | 9784845116119 |
- 書籍
- 児童書
自分の力で肉を獲る
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自分の力で肉を獲る
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商品レビュー
3.8
14件のお客様レビュー
罠猟でシカやイノシンを狩って自分の糧としている京都で生活している筆者。2児の父。現金収入は運送会社で働いて得ている。 罠を仕掛けて採り、それを絞めて、解体と一連の流れが書かれている。肉の美味しさは何を食べている時期なのかとか、絞めかたによると知って、なるほどな~と感心した。あとは...
罠猟でシカやイノシンを狩って自分の糧としている京都で生活している筆者。2児の父。現金収入は運送会社で働いて得ている。 罠を仕掛けて採り、それを絞めて、解体と一連の流れが書かれている。肉の美味しさは何を食べている時期なのかとか、絞めかたによると知って、なるほどな~と感心した。あとは、罠猟だと、山を知って、採りたい動物の動きを読まないといけないというのも面白かった。解体が写真付きなので、本としては個人的には好きだけど、学校図書館配架は学校により色々な扱いになりそうな本。ルビは中学年位から読めるくらいふってあるようだ。 余談だが著者は京大文学部だったらしい。…本もイロイロ、人生もイロイロ。
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筆者がやっているのは罠猟。罠猟は毎日の見回りが欠かせず、いつ獲れるかもわからない。筆者にとって猟は、趣味でも仕事でもなく生活の一部と捉えているそうだ。そういう感覚でなければなかなか続けられるものではないと思う。なんとなく、銃猟よりも気楽に始められそうなイメージを持っていた罠猟だっ...
筆者がやっているのは罠猟。罠猟は毎日の見回りが欠かせず、いつ獲れるかもわからない。筆者にとって猟は、趣味でも仕事でもなく生活の一部と捉えているそうだ。そういう感覚でなければなかなか続けられるものではないと思う。なんとなく、銃猟よりも気楽に始められそうなイメージを持っていた罠猟だったが、実際は獲りたい時にだけ獲りに行ける銃猟の方が自由な時間の少ない現代人には始めやすいのかも知れない。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ブクログの【あなたにオススメ】で発見し、『卵とニワトリと、息子の思春期』(繁延あづさ)の振り返りをしたいし、どんな内容が書いてあるか気になった『自分の力で肉を獲る 10歳から学ぶ狩猟の世界』(千松信也)。 本書はわな猟でシカやイノシシなどを獲るお話ですが、 2冊において重要とされているのは、【命に対して最後まで責任持つ事】っていうのは同じ。 このポイントを目の前にすると、先日読んだ『サステナブル・フード革命: 食の未来を変えるイノベーション』(アマンダ・リトル)で紹介されていた【大量に廃棄される食料】が浮かんでしまう。 食べ残しはしないようにしよう。 本書においては以上以外にも得る事ができたポイント盛りだくさんでした。 『うちは精肉店』(本橋成一)にしろ、児童書すごいですよ。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ❶肉をどこでどうやって手に入れるか。 著者は「他人の獲った肉を食べるのは何だかずるいと感じ、自分で穫れるようになった事でスッとした」と言われてますが、私はどんな方法であれ【食材に対する有り難み】を忘れなければOKだと思う。 ❷猟師という新ジャンルとその知識 ありすぎてここに載せきれない。復習しないと。 ❸映画やマンガで紹介される技術は、リアルにOK or NG?? 「トラバサミ」っていう罠と、「狩猟獣と非狩猟獣それぞれの種類」で思いました。 ちなみにトラバサミと落とし穴は使っちゃいけない手段です。 ❹『ロビンソン・クルーソー』(ダニエル・デフォー)を国文化が違う日本人が読む事。 著者は「子どもたちは無人島に漂着したとき、うまい具合に鉄砲を持っていたけど、あれをはじめて読んだときは、「そんな都合よく鉄砲なんか持って漂着するわけないよなー。なんかずるい」と正直思っていた。 外国と違ってふつうの人が鉄砲を持っていることがない日本では、「鉄砲を持って漂流」はまずありえない。」と言ってて、 「確かに!!!」って思っちゃった。 ❺「登山についての勉強」以来に知った事。 【イノシシの嗅覚が高レベルでヤバイ事】と【マダニの危険度ヤバい事】ですね。 ちなみにまだ登山中イノシシに襲われた事はないし、マダニにチューチューされて病気にかかった事はないけど、 不安要素である事に変わりない。 ❻イノシシが泥を使う習性の意味 『もののけ姫』(宮崎駿)でイノシシ軍が戦争前に目の下に模様を作るっていう事くらいしか見た事なかったけど、 ちゃんと【体温を下げるためや自分の体についたダニを落としたりする目的で泥浴びをする】っていう習性がある事を知りました。 ❼山のプロの話を読むのは『穂高小屋番レスキュー日記』(宮田八郎)に続いて二つ目。 彼はレスキューというまた違う部類ですが現場は同じ。 ❽想像したとおりになるうれしさ 著者が猟でこれを感じる事を書いてたのを読んで、「そういえば登山の地図読みでこんな地形になってるんじゃないか?」が当たると嬉しくなったことはある。 今はYAMAPにおまかせなところがあるけど。 ❾猟期 猟が行われているために登山ができなかった事が一回だけありました。(場所忘れたけど) 11月15日〜2月15日らしい。気をつけよう。 (10)タイミング 人と自然の博物館にきのこ展やってて、その時にまさかシカとイノシシの標本見れると思ってなかった。 ちょうどこの本読んでる時でした。 (11)間合いは人間にもある。 本書に「野生動物にはそれぞれ、これ以上近づいたら攻撃するという距離がある。それ以上近づかなければ、通常は動物のほうが逃げていく。」と読んだ時、 「だいたいバトル漫画にも「間合い」って描かれてたよな」と思い出した。 リアルはよくわかんないけど。 (12)オオカミ絶滅理由 比較的最近出された本書で「いま日本の自然界では、シカが増えすぎて山の中の植物が食べ尽くされてしまう問題が起きている。これは、人間の山の利用法が変化したことや、長い間シカが保護されてきた結果起きていることだけど、シカの捕食者だったオオカミを人間が絶滅させてしまった事も原因のひとつだ。いまの日本ではシカやイノシシなどの大型動物を獲って食べることができるのは人間以外いない。」と読んで、 ここにもオオカミが出てきた事が何だか嬉しくなった。内容は悲しいけど。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー とまぁ、こんな感じです。お腹いっぱいです。 この本読んでるとジビエ料理食べたくなってきたわ。
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