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失われた女の子 ナポリの物語 4
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失われた女の子 ナポリの物語 4

エレナ・フェッランテ(著者), 飯田亮介(訳者)

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失われた女の子 ナポリの物語 4

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 2019/12/19
JAN 9784152099075

失われた女の子

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商品レビュー

4.6

9件のお客様レビュー

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2025/03/15

小説としてここまで客観的な視点が入らない物語も中々無いのではないか。 作中はエレナが自分とリラの人生を一から振り返り、書き連ねている形のため、全巻通してエレナの心情や苦悩、空想も含め全て赤裸々に語られていた。 2人の波瀾万丈な人生を描いてはいるが、客観的に語られていればここまで惹...

小説としてここまで客観的な視点が入らない物語も中々無いのではないか。 作中はエレナが自分とリラの人生を一から振り返り、書き連ねている形のため、全巻通してエレナの心情や苦悩、空想も含め全て赤裸々に語られていた。 2人の波瀾万丈な人生を描いてはいるが、客観的に語られていればここまで惹きつけられる内容にならなかったと感じた。 エレナの細部にまで渡る心情の描写、最後の最後まで囚われたかのように自身とリラを比較し続けてしまう想いが綴られてこその魅力になっている。

Posted by ブクログ

2024/12/01

すごかった。物語に引き込まれ、日々の生活もなくなり、ひたすら読みまくり、全巻読了。 ふたりの女性を取り巻く、さまざまな出来事、感情のもつれ、関係のもつれ。おそろしくも魅力的な女の子、好きだけれども憎く、離れられない。 読み終わった今は、ただただ放心状態。

Posted by ブクログ

2023/06/24

4部作を一気に読んだ。長く濃密な旅路だった。 世界的ベストセラーになったのは、あらゆる境遇の人の共感を得やすいからだろうか。二人の主人公と言うべきエレナとリラは共にナポリの貧しい地区出身で、中学にすら行く子供が珍しい環境で育つ。しかし、共に素晴らしい頭脳を持ちながら、教育を受ける...

4部作を一気に読んだ。長く濃密な旅路だった。 世界的ベストセラーになったのは、あらゆる境遇の人の共感を得やすいからだろうか。二人の主人公と言うべきエレナとリラは共にナポリの貧しい地区出身で、中学にすら行く子供が珍しい環境で育つ。しかし、共に素晴らしい頭脳を持ちながら、教育を受ける機会を獲得し都会に出て徐々に知識人・中流階級へ仲間入りしていくエレナとは対照的に、リラは進学を阻まれ10代で商店主と結婚し、以降の人生もナポリの地に根を生やし続ける。しかし2人の友情は、互いへのごく繊細な愛情・羨望・憎悪・嫉妬をない混ぜにしながら、一種の複雑な共依存の様相を呈し、生涯にわたって続くことになる。 一巻の後書きには「女の友情」を特有のものとして触れる文もあったが、私はこうした関係が女性同士に特有なものとは思わない。深い愛情と敵対心と相手の上の立場にありたいという見栄や欲望が両立した複雑な「男の絆」を描く作品は古来より数多いではないか。一般的に女性は男性よりも人間関係への観察力や洞察力が発達する傾向にあるため表層の仕方に性別による差異はあれ、女の友情は醜い、ドロドロしている、という手合いの話は大嫌いである。 高い教育を受け、作家として成功し、有力な政治家一家と婚姻し、インテリ階級の一員になってからも、ナポリ出身地区の「階層」にアイデンティティのかなりの部分を有しているエレナの視点は、土着の故郷を持たない身には新鮮であり、地方出身者と東京出身者の視点の違いについても考えさせられた。 それにしても、エレナの結婚生活の顛末の何とも言えぬリアリティよ。インテリ階級出身で紳士的、高い教養と知性を持ちリベラルな思想に共感を示すが、実は根が保守的なピエトロには、思わずあるあると呻いてしまった。一方で、博識で(一面的には)フェミニストで人間として非常に魅力的だが、配偶者や父親としての責任はほとんど果たすことがないクズ男のニーノ。「正しい選択」とは何なのか、エレナの選択を追いながら自分でも考え込んでしまった。人生は難しい。しかし、結局のところピエトロとニーノのその後を比べると、誠実さと責任感が最も肝要なのだろう。

Posted by ブクログ

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