商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
発売年月日 | 2019/12/11 |
JAN | 9784309028521 |
- 書籍
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リボンの男
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リボンの男
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商品レビュー
3.4
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主夫のお話。 ナオコーラさんの作品には、固定概念に囚われないキャラクターが登場する。 常識を疑う。 一般論、マジョリティに従う、同調圧力に従うことが、いかにつまらないかを感じさせてくれます。 やっぱり、やっぱりオリジナルの生き方をしてナンボだよなぁって。 主夫の妹子とタロウと...
主夫のお話。 ナオコーラさんの作品には、固定概念に囚われないキャラクターが登場する。 常識を疑う。 一般論、マジョリティに従う、同調圧力に従うことが、いかにつまらないかを感じさせてくれます。 やっぱり、やっぱりオリジナルの生き方をしてナンボだよなぁって。 主夫の妹子とタロウとみどりの3人家族。 一家の経済を支える大黒柱は、稼ぎの良い妻のみどりが担うことになった家族。 妹子は、主夫の道を歩み始めるわけだが、時給換算の癖があり、どうしても劣等感を募らせてしまう。5歳くらいの息子のタロウとの対話、みどりとの対話、近所の人との対話を通して徐々に劣等感から解き放たれて、時給では測れない価値を見出していく。 ヒモだと自覚していた妹子がリボンへと成長していく。 他のブクロガーさんが書いてだ通り、タロウがいい。普通の挨拶はできないけど(あえてしてない気もしたけど...)、面白い視点の質問とかで会話を成立させる。タロウの予定不調和さは、一緒にいてワクワクさせる。 やっぱり、思ってもいない事が起こったり、思ってもいない視点を持つ人と生活するのが、面白いよなぁと感じた。 字も大きくて、短編に近い文量。すぐ読み終わります。 ナオコーラさんがユニークだから、ユニークなキャラクターを生み出せるんだろうなぁ。 短くて物足りない感じも確かにあったけど、世界の広げ方もいろいろあることを学べました。 新しい発見もある作品です。 どうやらエッセイも面白いみたいなので、今度手に取ってみよう
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専業主夫の妹子が 息子のタロウと川沿いの道を歩く所が好きです。虫や花や石をさがしたり。 奥さんのみどりは 書店の店長 結婚相談所で知り合った。 双極性障害の病歴のある妹子と 摂食障害の経験のあるみどり 息子のタロウは 人の前では話すのが苦手 でも この3人の中では そういうことは...
専業主夫の妹子が 息子のタロウと川沿いの道を歩く所が好きです。虫や花や石をさがしたり。 奥さんのみどりは 書店の店長 結婚相談所で知り合った。 双極性障害の病歴のある妹子と 摂食障害の経験のあるみどり 息子のタロウは 人の前では話すのが苦手 でも この3人の中では そういうことは なんの問題にもならない。 こんなふうに やりたいことを選んで夫婦で暮らしていけるのが いいなあ! と思います。 お話しの終わりがいきなり終わっちゃった!というのが ちょっと残念。
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題材は好きだし、ストーリーも好きだし、リボンという表現も好きだけど、文章の影響で感情が揺さぶられない。山崎ナオコーラさんの文章は淡々と明瞭な具合で続くので、その影響かと思う。感情を揺さぶられたくない時に読むと良いと思う。
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