商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 小学館 |
発売年月日 | 2019/12/06 |
JAN | 9784094067231 |
- 書籍
- 文庫
氷の轍
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氷の轍
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商品レビュー
3.7
13件のお客様レビュー
「詩」と「親子」がモチーフで思い出すミステリーといえば「人間の証明」なのだが、この作品もまさにそれ。 過去は過去として忘れられはしないけど、今の生活が平穏なら今を大切に生きていこうとする人と、 なんとしてでも昔のことをはっきりさせよう、親子の対面を果たそうとする人の、 悲しい結末...
「詩」と「親子」がモチーフで思い出すミステリーといえば「人間の証明」なのだが、この作品もまさにそれ。 過去は過去として忘れられはしないけど、今の生活が平穏なら今を大切に生きていこうとする人と、 なんとしてでも昔のことをはっきりさせよう、親子の対面を果たそうとする人の、 悲しい結末。 どちらも悪者ではないし、前者が薄情なわけでもないし後者だって善意。 さまざまな人間模様に、ページをめくる手が止まらなかった。 やっぱりたまには読みたくなる桜木紫乃。 文章がとっても好き。
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殺害されてしまった彼は、けして悪い人では無いし何なら良いこと善意で動いていたのだけど。善意が時として悪意と変わらない、というのが辛いですね。 北海道を舞台としており、戦中戦後の話も混じるので、令和の時代にピンと来ないこともあるのですが、こうやって歴史というのは繋がっているんだなと...
殺害されてしまった彼は、けして悪い人では無いし何なら良いこと善意で動いていたのだけど。善意が時として悪意と変わらない、というのが辛いですね。 北海道を舞台としており、戦中戦後の話も混じるので、令和の時代にピンと来ないこともあるのですが、こうやって歴史というのは繋がっているんだなと感じます。 私はミステリーが好きなので、それ以外の作品は読むか分かりませんが、良い作者でした。
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良かれと思い行動に移すことが時として、他人を傷つける。 結果として、独り善がりとなる。 人の性とは なんとも やりきれない
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