なぜ、あの人はいつも好かれるのか 王様文庫

本田健(著者)

• 販売会社／発売会社: 三笠書房
• 発売年月日: 2019/12/27
• JAN: 9784837969198

商品レビュー

2024/10/08

まず最初に書かれていた、「人に頼られる人は分け隔てがない」この文章を見た時、会社のある私よりも年上の男性社員が浮かんだ。その人はいわゆる老若男女本当に分け隔てがない。よく、「その人になぜ、そんなに平等に接することが出来るのか」と聞くが、毎回その人は、「仕事だから、円滑に仕事をやっていく上で普通のこと」だと、私に答えた。だいたいの人間は好き嫌いがはっきりして、露骨に態度に出る。そんな人ばかりを見てきた職場だからこそ、自分の振り返りをさせてもらえた。
また、この本には怒りや、相手からの言葉の裏読みは自分自身が疲れているサインという、文章があった。自分に照らし合わせてみた。確かに、気分のアップダウン、これは、本当に自分にとってマイナス、エネルギーを使っていたと感じた。こんな時は、自分を冷静に客観的に見るという事を心がけようと思った。時間を置く。悶々とする日々が続き自問自答が繰り返されるが、ある時、自分の心の門が開かれる。
そして、自分でよくわかっているが、なかなか広い心で見れない、価値観の違い。自己承認要求。最近、理解不能な人が私の身近にいる。最初は理解ができず、わかってもらいたいという気持ちが相手に強かったのだが、この本を読みつつ、毎日仕事でそのまま人と接すると、だんだん、この人はこの本にも書いてある様に絶滅危惧種、宇宙人と思える様になった。本の力は素晴らしい。そして、良く言われる事だが、この本にも書いてあった。相手の心を動かすワード。褒める、気遣いの言葉、感謝、これは、自分も穏やかになれる言葉だと感じた。