通い猫アルフィーの約束 ハーパーBOOKS

レイチェル・ウェルズ(著者), 中西和美(訳者)

• 販売会社／発売会社: ハーパーコリンズ・ジャパン
• 発売年月日: 2019/11/15
• JAN: 9784596541260

商品レビュー

2024/10/08

シリーズ１作目から順番に読んでいます。読書は電車移動中などの隙間時間にするのですが、本作は出だしから悲しい予感がして、程なく涙が溢れてしまうので一旦中断して、家で泣いて一山越えてから完読しました。加えてaudibleで原書朗読を聴き、翻訳の素晴らしさを実感しました！母国語だからと言うのはありますが、翻訳が作品の中の描写、世界感を豊かにしてくれています。図書館の検索システムで「猫」とかの検索ワードも入れてないのに、どうやって、このシリーズを目にすることになったのか全く分からないのですが、まさに出会いだと感じます。

2024/06/30

なんと日本の三毛猫登場。室内飼いで家から出たことのない大人しく、名前も日本風の”ハナ”という新メンバーが登場。

今回のテーマは思春期と成長、かな。

新しく引っ越してきたシルヴィーと娘の14歳のコニー。
外交官の妻だったシルヴィーは夫の浮気でイギリスに戻ってきた。コニーは同じ学校に通うアレクセイと付き合うようになったが、シルヴィーはコニーにはまだ早いと大反対。フランチェスカにも当たり散らし、母娘のケンカで家の空気も険悪に。

アルフィーとジョージにはタイガーとの別れという試練があり、あまりシルヴィー一家に関われない。
悲しみをアルフィーと共有することなく１匹でどこかへ姿を消すジョージ。
子どもの自立と成長を見守るけど、心配でたまらないアルフィー。
親心と娘を縛り付けようとするシルヴィーの過保護度合いが比較できる。思春期の扱いって難しいよね。

アレクセイとコニーの家出騒動で人間側は1件落着。ジョージは誰かを助ける猫Jrとして立派に活動し始めた。

2024/01/01

たくさん泣いちゃった｡
別れは寂しい｡
それは人も猫も同じだね｡
ティーンエイジャーの恋は盲目でした｡
それも人と猫は同じでした。
大きい風が吹いた回でした｡
いやぁ｡泣いた､泣いた｡