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ポルトガル短篇小説傑作選 よみがえるルーススの声 現代ポルトガル文学選集
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ポルトガル短篇小説傑作選 よみがえるルーススの声 現代ポルトガル文学選集

ルイ・ズィンク(編者), 黒澤直俊(編者)

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ポルトガル短篇小説傑作選 よみがえるルーススの声 現代ポルトガル文学選集

2,420

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 現代企画室
発売年月日 2019/11/14
JAN 9784773819052

ポルトガル短篇小説傑作選 よみがえるルーススの声

¥2,420

商品レビュー

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2023/04/05

抑圧され溜め込まれた暗い情熱が今にも溢れんばかりの、内向的な作品集である。夕闇や月明かりの下など、静かな場所で読み、郷愁に浸りたい。 現代ポルトガル文学の中から選抜された作品ばかりだが、暗い動乱の時代を経たポルトガルの歴史を節々に感じることができる。隣国スペインの脅威、植民地支配...

抑圧され溜め込まれた暗い情熱が今にも溢れんばかりの、内向的な作品集である。夕闇や月明かりの下など、静かな場所で読み、郷愁に浸りたい。 現代ポルトガル文学の中から選抜された作品ばかりだが、暗い動乱の時代を経たポルトガルの歴史を節々に感じることができる。隣国スペインの脅威、植民地支配、政情不安と独裁、伝統的家父長制度、などなど。 個人的に最も印象に残ったのは「川辺の寡婦」である。舞台はポルトガルの内陸部の農村だろうか。閉鎖的環境に運命を支配される女性を描いた、淡く脆く、寂しいながらも、美しさを感じる物語だった。 はるか遠い、ユーラシア大陸の反対側に位置するポルトガル。そこには日本人みたいに奥ゆかしく情熱的な民族がいるという発見があり、親近感を抱くことができた。

Posted by ブクログ

2020/10/11

こういう国々単位での作家の短編集は「とにかく読んでみる」という姿勢ではいるつもりだが、正直満足した覚えはなく、初めて「面白い、いい試みだ」と実感した。国自体が独裁政治で言語統制が続いていて、よい文学が育つ土壌がなかった。日本でも専門家がいなかった。なので、ポルトガルの人が作家を選...

こういう国々単位での作家の短編集は「とにかく読んでみる」という姿勢ではいるつもりだが、正直満足した覚えはなく、初めて「面白い、いい試みだ」と実感した。国自体が独裁政治で言語統制が続いていて、よい文学が育つ土壌がなかった。日本でも専門家がいなかった。なので、ポルトガルの人が作家を選んで、それを訳したらしく、その流れが良かったと思う。下手に違う国の人間が別の国の作家を選んでも、「地味でも良作」に出合う確率低いと思う。金儲け第一主義でない、楽をしない、非常に素晴らしい本になったと思う。(偉そうですみません)

Posted by ブクログ

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