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i(アイ) ポプラ文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | ポプラ社 |
| 発売年月日 | 2019/11/06 |
| JAN | 9784591164457 |
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i(アイ)
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商品レビュー
3.9
576件のお客様レビュー
アイのノートに記された事件や事故、災害にテロ、戦争のそれぞれに対して「そんなこともあったな」とさえ思えるものがどれくらいあっただろうと、ピンとくる出来事の少なさを自覚していく度に思ったりした。
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著者の作品はいくつか読んでいて好きなのですが、今回はあまり好みではなかった。 理由を考えて見たけど、うーん。女の人の重い話が苦手なのかもしれないと思った。以上。
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初めて西加奈子を読む人には、あまりおすすめしない。テーマをいくつも抱え込み、物語がカオスになり、最後の着地もきれいには決まらない。この独特の荒さにある程度慣れてから読んだほうがいいと思う。 私は一瞬で読み終わった。 凄惨なニュースに目を背ける。私はこれまで、想像することを拒んでき...
初めて西加奈子を読む人には、あまりおすすめしない。テーマをいくつも抱え込み、物語がカオスになり、最後の着地もきれいには決まらない。この独特の荒さにある程度慣れてから読んだほうがいいと思う。 私は一瞬で読み終わった。 凄惨なニュースに目を背ける。私はこれまで、想像することを拒んできたのだろう。この小説には「ちゃんと想像するって、こういうことだよ」と言われたような感覚があった。 作中で引用される『テヘランでロリータを読む』の「私たちを想像してほしい」という言葉が強く残った。想像とは愛なのか。直視することなのか。小説の中には死者の数が絶えず書き込まれていく。数字としてしか知ることのできない人たちを、それでも想像しようとする。その行為は愛に満ちているようにも思えるし、同時にとても辛い。 ほかにも、「私」と「あなた」の境界、血のつながり、家族、自分がどこに属するのかといったテーマがいくつも散りばめられている。読みやすいのに、扱っているものはかなり重い。 一方で、西加奈子は強く踏み込んだと思ったら、最後に少し引くことがある。今作でも「想像してほしい」という強いメッセージを出しながら、「でも辛いし、正しくできるかはわからない」と逃がしているように感じた。この感じは、個人的には苦手なところでもある。 『ふくわらい』『サラバ!』『夜が明ける』でも形は違えど、同じような荒さを感じた。人物やテーマを立ち上げる力はかなり強いのに、それらを最後にどう閉じるかで苦しんでいる作家なのだと思う。 それでも『i』には、一気に読ませる力があった。 想像することは愛なのか。直視することなのか。それとも、分からないまま誰かを存在させ続けることなのか。 想像は愛に満ちている。でも、とても辛い。
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