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ぼくの帰る場所 鈴木出版の児童文学 この地球を生きる子どもたち
1,760円
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 鈴木出版 |
発売年月日 | 2019/10/30 |
JAN | 9784790233619 |
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ぼくの帰る場所
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ぼくの帰る場所
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商品レビュー
3.7
7件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
両親が学習障害である主人公が、唯一の頼みの綱だった祖父を亡くし、その後の生活や人間関係を描いた物語だった。 海外の文学作家の作品を訳したものだったため、 日本では理解しづらい文化や言葉、生活様式、 また日本語に訳すと明らかに おかしい文章(例えば「服のシミを100年かけて落とした。」など)が多々あったり、進展がとても遅かったりして、 すごく読みづらかった。
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テーマに期待して読み始めましたが、期待ほどでは。 主人公の日記のように短い章が続くせいだと思いますが、長い文章が苦手な子には読みやすいかも。 心に残ったのは両親のルール。 母さんのルール 人にやさしくする ベストを尽くす スイッチを切ったか、ひとつひとつ確認する 空を見上...
テーマに期待して読み始めましたが、期待ほどでは。 主人公の日記のように短い章が続くせいだと思いますが、長い文章が苦手な子には読みやすいかも。 心に残ったのは両親のルール。 母さんのルール 人にやさしくする ベストを尽くす スイッチを切ったか、ひとつひとつ確認する 空を見上げるのを忘れない 父さんのルール アリス(お母さん)を大切にする それからおじいちゃんの言葉 「ふつうとちがうのは問題だと考える人もいるが、 ほんとうはとてもすばらしいことなんだ。 おとなでも子どもでも、自分とちがっている人間ははねつけることが多い。 だがおじいちゃんにしてみれば、ちがっていたってなんの問題もない」 なお、表紙に書かれた原題を見たときは泣きそうに。 私にとって「Running on Empty」といえば、 故リヴァー・フェニックスの映画「旅立ちの時」なので。
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「ぼくの帰る場所」-原題は“Running On Empty”。 日本語のタイトルを英訳しても、原題のRunning On Emptyには結びつかない。 でも私のような世代は、この原題から次の映画と曲とが思いつく。 ①Running On Empty(アメリカ映画。日本語タイト...
「ぼくの帰る場所」-原題は“Running On Empty”。 日本語のタイトルを英訳しても、原題のRunning On Emptyには結びつかない。 でも私のような世代は、この原題から次の映画と曲とが思いつく。 ①Running On Empty(アメリカ映画。日本語タイトル「旅立ちの時」) 野球が好きでピアノが弾ける高校生マイケル。実はマイケルは偽名。彼の両親は若い時に反戦運動として爆弾を仕掛けたことがあり、今も一家はFBIに追われている。彼も本名のダニーを名乗らず引越しのたびに名前を変える生活を送っている。その彼が自分の音楽の才能を見いだした先生と、その娘でもある同級生との出会いにより、逃亡生活とは別の生き方に思いが巡る。年齢的にも父と母と弟を率先して守る立場になったが、大学で音楽を学ぶ道や、恋人とともに過ごす道も頭をよぎるようになり… 主演はリヴァー・フェニックス。 https://booklog.jp/item/1/B000068RKJ ②Running On Empty(ジャクソン・ブラウンの曲。1977年シングルリリース。日本語タイトル「孤独なランナー」 ) 私はリアルタイムでは知らず、ずっとあとになってから知った曲。ミュージシャンとして“走り続ける”自分について、だけど今はどこを走っているのか、自分が走ろうとしていたところを走っているか、それらがわからなくなる時がある、と歌っている。 https://booklog.jp/item/1/B000AA7AY4 この本の著者はイギリス人で物語もロンドンが舞台。でも著者が自書と同タイトルになる①②を念頭に置いていたかどうかはわからない。 冒頭は2012年のロンドンオリンピックでウサイン・ボルトが男子100m決勝を9秒63の世界記録で優勝した瞬間から始まる。中学1年生の主人公は観客席から実際にそのシーンを見た。 主人公も走るのが大好き。ボルトの走りを見てからは特に、走ることが自分の中心軸になっていく。だがいろいろな事情をかかえ、その事情が簡単に他人にオープンにできないから、彼はさらに走ることに没頭しようとする。しかしそのことがかえって、彼から走ることすらも奪おうとするかのように、悪い方悪い方へと事態が流れようとする。 このように、何かをし続けなければならないけれどその先が何も見えず迷路に入り込んでしまったような状態を、走ることに掛けて“Running On Empty”と言うのだと思う。①と②とを並べてみると、先が見通せず答えのないなかで走り続けるしかないジレンマを共通して見いだす。 主人公の彼は、走れなくなるのか?走ることをやめてしまうのか? ここからは読んでのお楽しみ。だけど最後まで読めば、日本語タイトルの意味がちゃんとわかるようになっていることだけ、言っておく。
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